太陽系の惑星は8つあり、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の順に並んでいます。

太陽を中心に左回転で公転している為、観測する際は西から東に向かって動いていると思いがちですが、逆に動いて見える時があります。

何故そのような現象が起こるのか順行と逆行の意味について説明していきます。

順行と逆行の意味。火星も逆行する?

火星 順行 逆行

惑星が太陽のように東から西に動くことを「順行」

逆に西から東に動くことを「逆行」と言います。

天体上で位置を変えない星座と違い、天球上を惑うので「惑星」という名前が付けられたと言います。

なぜ順行と逆行が起こるのか

地球を基準にして太陽に近い惑星(水星と金星)を内惑星、地球より外側の軌道を回る惑星(火星、木星、土星、天王星、海王星)を外惑星と言います。

内惑星の場合

地球の内側を周っているため太陽の両方を行ったり来たりを繰り返しているように見えます。

角度的に太陽から離れる角度に限界がある為、西から東に動いて最大値の角度に達した後、東から西に向かって動いているように見えるようになります。

太陽から離れる最大値の角度(最大離角)は水星28度金星47度です。

外惑星の場合

地球と他の惑星は公転周期が違います。太陽から遠くなるほど惑星の公転周期は長くなります。

なので地球よりも外惑星は公転周期は長いと言う事になります。

通常は東から西に動いて見える外惑星ですが、地球が外側の惑星を追い越すことで、西から東に動いているように見える逆行が起こります。

火星も外惑星なので逆行の現象が起こります。

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火星の順行き、逆行の頻度

通常火星は東から西に動いているように観測されます。(順行)

逆行する頻度は2年2か月ごと。火星が地球に近づくとされる日の前後に起こります。

一番近い期間では2018年6月27日~8月27日まで逆行していました。

次回は2020年9月10日~11月14日。エリアは牡羊座です。

まとめ

惑星が東から西に動くことを順行、西から東に動くことを逆行と言います。

☑内惑星の場合太陽から離れる最大離隔に限界がある為逆行しているように見える。

☑外惑星の場合、地球よりも公転周期が遅い外惑星を追い越すことで逆行しているように見える。

☑火星の逆行の頻度は2年2か月ごと。次回は2020年9月10日~11月14日ごろに観測できます。

惑星の逆行は西洋占星術にもよく使われます。

パワーをもらえたり、逆によくない出来事が起こりそうな予感だったりと結果は様々です。

スピリチュアル系が好きな方は是非そちらも調べてみてください。