火星は地球の隣にある惑星です。
地球との共通点が多く、未来では火星での移住が現実になるのでは!?という話は定期的に出てきます。
どんな共通点があるのかどうかを今回はまとめてみました。
火星と地球の驚くべき共通点3つ
地球と火星の共通点。
まずは両方とも太陽系の惑星だという事です。
隣(と言っても7,528万キロメートルという途方もない距離があります)にある惑星だからか環境が地球と似ている部分がいくつかあります。
・地殻
地殻とは星の表面のことです。
木製のようにガスを纏った惑星と違い、火星と地球はケイ酸塩が主成分の岩石で出来た星です。
内部に金属のコアを持っていることも同じです。
他にも水星と金星が同じような地殻をしています。
・1日の周期
周期とは星が360度回転するのにかかる時間のことです。
火星も地球も1日の周期は同じ約24時間です。
正確に言うならば地球は約24時間、火星は24時間37分です。
ちなみに他の星の自転周期は水星59日、木製10時間、金星245日と様々。
他の星と比べてみると地球と火星がよく似ていることが実感できますね。
・四季がある
自転の中心となる自転軸の傾きが地球は23.5度、火星25度と似ています。
なので四季の変化があります。
太陽系の惑星で四季の明確な変化が確認できるのは地球と火星だけなんだそうです
しかし地球のように穏やかなものではなく、火星の夏は20度、冬は−140°と激しめです。
火星と地球の共通点は水
火星にもかつて水や海がありました。
しかし大気が薄くなってしまった為、地表の温度が下がり永久凍土(氷)となってしまったのです。
(ちなみに地球にも永久凍土はあります。身近なところで言えば富士山の頂上付近です。)
液体の水が星の表面にあるのは地球だけだと言われてきましたが、火星にも液体の水が存在している可能性があります。
2018年、科学誌「サイエンス」にて火星に1mほどの深さのある湖のようなものが見つかったというニュースが発表されました。
まとめ
☑地球と火星の共通点は地殻、1日の周期、自転の傾きがほぼ同じということ
☑四季がはっきりと確認できる
☑火星にも地球と同じく液体の水がある可能性がある
沢山の共通点はあるものの、地球とは環境が違い過ぎているようです。
地球と火星には惑星の周りをまわる衛星があるという共通点もあります。
地球はおなじみの月、火星にはフォボスとダイナモという2つの衛星があります。