昨今、台風による被害が多く、台風が来るたびにストレスがたまりますが、木星にも台風のような嵐が吹き荒れていることをご存知でしょうか。

それが、木星の大赤斑と呼ばれているものになりますが、実は、木星の大きさはわたし達が住んでいる地球の10倍以上。

想像をはるかに上回る大きさの木星に吹き荒れる大赤斑とは?

3個分の地球が軽く入ってしまうほどの大きさをもつ大赤斑の風速は?

どのくらいの影響をもつ風速なのか、調べてみたいと思います。

木星 大赤斑 風速

木星の大赤斑の風速は?

木星の大赤斑の大きさは直径2.4kmから4万km、短径でも1.2kmから1.4万kmあると言われます。

この大きさは、わたし達が住む地球が軽く2~3個入る大きさになります。

この大赤斑の位置は赤道の南22度。

周囲の温度が2℃ほど低い高気圧性の嵐とされております。

地球上で観察されているもっとも大きな竜巻の風速は、秒速140m。

この木星の大赤斑の周囲の風速は秒速120m。

中心に近づくと秒速180~350m。

最大級の竜巻が年中吹き荒れていることになります。

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分かりやすく時速で計算してみましょう。

例えば、秒速100mは、1分間(60秒)で6000m、1時間(60分)では360000m、360kmになります。

我が国が誇る新幹線の最高速度は東北新幹線「はやぶさ・こまち」では320km/h。

東海道新幹線の最高速度は285km/h。

この数字を見れば、どのくらいの風速で回っているのか、想像できるのではないでしょうか

木星にある大赤斑がなぜ、こんなにも長い間、この風速を保ったままで吹き荒れているかは、まだはっきりと解明されておりません。

残念ですが、わたし達は、専門家の今後の解明を期待して待つしかありません。

まとめ

わたし達が経験する台風は数週間ほどで消滅しますが、大赤斑の嵐は350年以上も昔から存在し、今も変わらず吹き荒れているわけです。

ちなみに、この大赤斑の上空の温度は1300℃。

地球上でもっとも高温の溶岩よりも高い温度を保った嵐が吹き荒れていることになるのです。

その木星の大赤斑と似たものが、アルプス・ヒマラヤ・アンデス山脈東部等でも発生しているそう。

地球でも、木星の大赤斑の上空で発生しているような現象が起きる可能性も少なくないとのことです。