水素と聞けば、H2。

わたし達が日常よく耳にする水素は水素ガスのことになりますが、木星にはその水素が存在していることをご存知でしょうか。

木星に水素が存在している理由について、調べてみたいと思います。

木星 水素 理由

木星に水素が!理由は?

まず、水素のことから。

水素は原子記号1番の元素になり、宇宙に存在する元素・ガス状分子の中でもっとも多く、もっとも小さい、もっとも軽いものになります。

常温・常圧、その上、無色無臭の気体になりますが、燃焼・爆発しやすい、また、ほかの物質と結びついて酸化剤・還元剤として働くという特徴をもちます。

ちなみに、水素が発見されたのは1766年イギリスにて、水素と名付けられたのは1783年です。

名付け親はフランスの科学者であったラヴォアジエです。

ヨーロッパでは、水素は水を生むもの、水を作るというなる意味から名付けられましたが、日本もヨーロッパ同様、酸素と結びつき水になることから水の素と名付けられました。

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では、木星に水素が存在する理由についてですが、ある一説によりますと、惑星は数kmサイズの微惑星が次第に集まり原始惑星へ成長し、その繰り返しによって現在の大きさの惑星になったと考えられております。

太陽系惑星は、太陽のまわりにある塵、ガス等によって形成されたことから、ほとんどの惑星が水素やヘリウムガスでできているとのこと。

このことからを考えれば、木星に水素が存在してもそうおかしくありません。

木星探査機の観察によりますと、木星は水素90%、ヘリウム10%であり、この成分は太陽とほぼ同じであると結果が報告されております。

古くから木星は神話・信仰の対象となってきましたが、それは、木星がただ大きいだけでなく、太陽と同じ成分でできていたかもしれません。

エジプト神話のラー、ギリシャ神話のヘーリオス王然り。世界各国で太陽神を信仰する国は多く、特にエジプトではファラオを神々の子孫とし、ラーの息子と捉えていたほどです。

まとめ

水星にも存在する水素。

近年では電気自動車が人気ですが、その電気以外のエコカーとして水素で走るエコカーが注目を浴びております。

日本でも水素燃料エンジンが開発され、大手自動車メーカーが水素自動車の開発に取り組んでいるとのこと。

環境に優しい、新しい燃料として、大きな期待が寄せられております。