カメラ好きな方なら、一度は火星を撮影したことがあるのではないでしょうか。
ですが、カメラに詳しくなければ、「単なる点が写っただけ」になる場合も少なくありません。
どのようにすれば、火星を上手に撮ることができるのでしょうか。
一眼レフを使った撮り方について、アドバイスしたいと思います。
火星を一眼レフで撮影!上手な撮り方は?
よくある質問に「普通の一眼レフカメラで、火星を撮影できますか?」があります。
ただ単に、一眼レフを使用しても、単なる白い点にしか見えず、その点が火星とは誰も気づかないかもしれません。
白い点では、火星のもつ赤みがかった微妙な色は、到底出せません。
では、一眼レフカメラのみで撮影する方法を紹介しましょう。
あるカメラ好きなAさんがこう言いました。
「裸眼で見えるのだから、火星も裸眼で撮影できますよ」。
一眼レフカメラのみで撮影する場合、長時間の撮影となりますので、まずは、時間に余裕がある日を選びましょう。
続いて、用意するものですが、三脚は必須です。
手ぶれを防ぐためにも三脚がなければ、撮影することができません。
三脚がない場合は用意することをおすすめします。
後はセルフタイマーがあれば、OKです。
Aさんが撮影に使用したカメラは、ミラーレス一眼レフ。
火星を撮影した時の焦点距離は、40mm(35mm版換算でいえば、約80mm相当になる)、絞りはF2.8、露出時間は30秒、ISOは800です。
まずは、このAさんの撮影方法を真似てみましょう。
これ以上の撮影を望む場合位は、望遠鏡・自動追尾の赤道儀等々を用意しなければなりません。
このAさんの撮影のほかにも、もっとも手軽に撮影する方法が1つあります。
それは、望遠鏡に接眼レンズを取付けて、コンパクトデジタルカメラで接眼レンズを除き、動画モードで撮影する方法です。
一眼レフカメラで撮影した動画は、動画処理ソフトを使用すれば、簡単に画像処理することができます。
まとめ
火星だと判断できる程度に撮影するには、望遠鏡にカメラを取り付ける必要があります。
鮮明に撮影するには、大型望遠鏡(焦点距離2000mm以上)、赤道儀(耐荷重10kg以上が望ましい)、Tリングは最低必要とのこと。
ですが、これだけのものを用意しようとなると、中古でも50万円から100万円というお金が必要になるそうです。