私達が住む地球には、自然がつくった無数のくぼ地があります。
このくぼ地が、いわゆるクレーターと呼ばれるものになります。
一般的には、火山が噴火することで、岩石が吹き飛ばされ、くぼ地をつくるとされております。
が、火山の存在しない場所でもクレーターが発見されております。
四季があり、1日の時間が24時間37分22秒という、地球に似たところをもつ火星にも、クレーターは存在するのでしょうか。
また、あるとすれば、数はいくつぐらいあるのでしょうか。
調べてみたいと思います。
火星のクレーター!数はいくつ?
グセフ。
これが、火星に存在するクレーターの名称です。
火星の赤道付近(南緯14.5度・東経175.4度)にあるクレーターは、直径166km。
今から、約30~40億年前に形成されたと考えられており、1976年、ロシアの天文学者であるマトヴェイ・グセフの名前から名づけられました。
グセフは、玄武岩、カンラン石、斜長石、輝石、磁鉄鉱等の鉱物で構成されており、微粒子の穴があるために、火山性玄武岩であると思われております。
土壌からは高レベルのニッケルが検出されるほか、鉄とマグネシウムが発見されており、このクレーターには水が存在したではないかと考えられております。
ちなみに、初めて火星に降り立った探査機は、1973年、旧ソビエト連邦が打ち上げたマルス3号です。
このマルス3号は、1960年から1973年に旧ソビエト連邦が行ったマルス計画によるものであり、無人の探査機になります。
マルス2号が打ち上げられた9日後に打ち上げられました。
また、クレーターの数についてですが、火星には数万以上という途方もない数のクレーターがあり、その中で名称が付いているのは、約1000個だそうです。
太古の昔から、火星には地殻変動があり、その変動によってクレーターが消失した恐れがあるとのこと。
植物も土も、人も存在しない火星で存在したのは岩石、水、砂のみ。
私達の祖先かもしれない人類は存在してしなかったようです。
まとめ
クレーターは、地球以外にも多数発見されております。
地球型惑星と呼ばれている水星はじめ、金星、火星、小惑星、衛星等、もちろん、月にもあることが分かっております。