ブラックホールと聞くとどのような印象を持つでしょうか。
やはりすべてを飲みこむことができる、宇宙のみ存在する巨大な穴と思う人が多いのではないでしょうか。
全てというとたとえが大きすぎて、具体的なイメージがつきにくいですが、ブラックホールは石や物などだけではなく、光さえも飲みこむことができると言われております。
そんな危険な天体として存在するブラックホールですが、それ自体は目に見ることはできず、光も発することはありません。
よって、具体的な存在が位置付けられていないので、どの場所にどのくらいのブラックホールが存在しているかは、明確に記されていないので、もしかした地球からより近くに存在する可能性があるのかもしれません。
では、未だ確かな確認がされていない中、地球から一番近くに存在するかもしれないブラックホールとの距離とは、どのくらいなのでしょうか?
地球から見て、一番近いブラックホールとの距離とは?
目に見ることができないブラックホールを、理論上提唱されたのは、18世紀後半イギリスの科学者によって理論化されました。
その後、ブラックホールの存在が確認されたのは1971年の太陽系より約6000光年の距離にあるとされた場所です。
それは「はくちょう座X-1」という巨大な重力を持っていたと考えられ、恒星から出たガスがもう一方の伴星の天体に吸い込まれたという確認がされております。
つまり、吸い込まれる際、高温を発することにより、X線を出しているという確認がとれ、この伴星といわれる天体がブラックホールなのではないか?
と言われたのが始まりでした。
ブラックホールの存在をはっきりと確認できないまでも、今までの中でブラックホールではないか?
と言われた天体もいくつか見つかっております。
地球に最も近いとされている天体では「いっかくじゅう座X-1」と言われ、距離では約3000光年と言われております。
まとめ
ブラックホールは、この広い宇宙のあちらこちらに点在することが確認されてはいますが、現在の調査段階ではブラックホールの存在位置を捉えられてはいません。
いえ、正確には捉えることができないといっても過言ではありません。
人類の科学の進歩は、目まぐるしい速度で進んではおりますが、現在の観察技術が追い付いていないのが現状なのです。