地球は私達人間にとってはとても大きな星ですが、太陽系やさらにその上の銀河系になると想像を絶する大きさになります。
様々な方法で比較されていますが、今回は仮に車で移動できた場合(時速100k)の時間で比較してみます。
地球と銀河の大きさはどれくらい?
地球の大きさは、直径が12642km、外周は約40000kmです。
仮に時速100kの車に乗った場合400時間あれば、地球を一周できます。
計算上、17日くらいで地球を一周できることになります。
地球と月の間の距離はどうでしょうか。
地球と月の距離は384400kmです。
時速100kで進んだとき、3844時間、約160日で月へ到着可能です。
地球と双子星といわれ、最も近い惑星である金星の場合は、公転しているので、常に変化していますが、平均すると4140万kmです。
一気に遠くなりました。
時速100kで移動したら、47年かかります。
太陽系を大きな円と考えた場合、直径は30兆kmくらいです。
(諸説ありますが、オールトの雲を端としました。)
これを時速100kの車で移動すると、3425万年くらいかかります。
太陽系ですでにこの大きさです。
通常、この長さになると光の速さで進んだ場合の時間で考えるようになります。
この場合は約3光年(光の速さで3年)ということになります。
ちなみに地球の周りを光は1秒間に7.5回転します。
銀河系の大きさは、現在わかっている数字でいうと直径は約10万光年です。
10万光年とは、100京kmくらいです。
(京とは兆の上の単位です。)
これを時速100kの車で進むと、1京時間かかります。
これは、約1.15兆年です。
宇宙の誕生から138億年といわれているので、想像の域を超えています。
まとめ
大きいものとはわかっていましたが、数字で表すとまたその大きさに度肝を抜かれる思いです。
銀河系ですらこの大きさなのですから、宇宙全域の大きさとはやはり人間の想像の及ぶ範囲ではないような気がします。
しかし、それでも人類は想像力を働かせて宇宙の神秘を探るべく様々な工夫をしてきました。
ひょっとすると最も大きなものは私達人類の想像力かもしれません。