地球は、ずっと自転していますよね。
そうなると、何で回っているのかが不思議に思います。
地球は、何かによって回されているわけではなく、言い方を変えると、自転している地球を止めてくれるものがないから自転し続けるといえます。
では、地球が1年に自転する回数はどのぐらいでしょうか。
そこで、地球の1年の自転回数についてご紹介します。
地球が1年に自転する回数はどれぐらい?
地球が自転する回数は、1日1回です。
となると、地球が1年に自転する回数は、単純に365回となるでしょう。
実は、地球が1年に自転する回数は、365回転ではなく、地球は1年かけて366回数回転しています。
つまり、地球は1年=365日の日数をかけながら、太陽の周りを366回転回っていて、1回転多く回っています。
となると、どこかで余分に1回分回っていることになります。
太陽系の惑星となる地球は、太陽を中心にして公転を繰り返しています。
公転は、太陽を中心にして地球がぐるぐる移動することで、自転は地球が自らが自分で回転することを意味します。
この公転の開始は、太陽の正面に地球が来た時がスタートで、1回の公転の終わりは、公転軌道を1周回って、ふたたび太陽の正面に地球がきた時としています。
したがって、地球が公転を初めて1年後の正午に地球が太陽の前にくるといえます。
このときに、公転で太陽の周りを大きく回って1周してきているので、地球が自転するには1回転余分に必要だったわけです。
地球の1日の長さを1日24時間と決められていますが、これは、真南を太陽が通ってから、再び真南に太陽が戻ってくるまでの太陽日で考えられた日数で、これを元に1日24時間と、人間が決めたものです。
ところが、実際は、地球は、1日に余分に4分自転をして、太陽の正面を見るような形で自転しています。
1回転の自転をせっかくしたものの、地球は、公転した分、太陽の少し後ろの東に行ってしまいます。
そこで、4分多く自転して、太陽の正面に持ってきています。
すなわち、これが私たち人間が決めた1日=24時間です。
これを計算式にしてみると、自転4分×365日=1,460分、時間にすると24.33時間となります。
ただ、実際は、約23時間56分4秒が1日の長さです。
また、地球をコマに見立てると、コマの場合は、ぐるっと人の手で回すと最初は元気に回りますが、そのうち少しずつスピードが落ちて、回転が遅くなり止まります。
これは、コマが机の上の摩擦や空気の抵抗を受けてしまいそれがブレーキとなって止まるわけです。
ところが、地球の場合は、ブレーキとなるような摩擦がありません。
宇宙空間には空気もないので、回転していても誰にも邪魔されないので、ずっと自転することができるのです。
まとめ
ちなみに、地球と同じく他の惑星もガスやチリのうず巻く雲の中から生まれたので、最初からずっと回っています。
では、地球の1年の自転回数について復習しておきましょう。
- 地球は、1年かけて366回数回転している
- 公転で太陽の周りを大きく回って1周するので、地球が自転するには1回転余分に必要
- 1日24時間は、人間が決めたもので実際は、約23時間56分4秒
- 地球は、ブレーキになるような摩擦がないので、ずっと自転することができる
地球は、数ミリ秒単位で遅くなっているといわれているので、そのままいけばもう少し回転数が増えることになるのかもしれませんね。