最も身近な星といえば、月でしょうか。
月は地球の衛星なので、子供のような星です。
では、兄弟のような星といえば、火星ではないでしょうか。
昔から火星人がいるとか、最近では移住計画とか、なにかと天体の話題をさらってきた火星ですが、意外と知らないことが多いのではないでしょうか。
例えば、火星の1日の長さをご存じですか。
今回は火星の1日の時間がどれくらいなのか、について紹介します。
火星の1日は何時間なの?
地球の1日は24時間です。
火星の1日は約24時間40分くらいです。
地球と比べると40分くらい長いですが、あまり変わらないといっていいでしょう。
火星の1日のことを地球の1日と区別するために1SOL(ソル)といいます。
1日の時間は、南中といって太陽が真南に来る地点から、また真南にもどっくるまでの時間になります。
つまり地球からみた太陽の位置で決まります。
実際には、いつでも同じということはないので、調整が入っています。
よく間違われるのが、自転周期と1日が同じととらえられることです。
地球も火星も太陽の周りをまわっている(公転といいます)ので、自転周期と1日は少し違っています。
また、火星の1年は686SOLで、地球よりはだいぶ長いです。
1年を12か月と考えた場合、単純に割り算すると1か月は57SOLということになります。
また、火星にも地軸があり、これも地球と同じくらいの傾きを持っていますので、もし火星に移住した場合には、場所によっては四季を楽しむことができるでしょう。
1年が長いので、四季は、それぞれ地球の2倍近くあることになります。
長い夏を楽しめる分、つらい冬も長いということになりますね。
まとめ
火星に移住しようとする計画をご存じですか。
人類の移住先として火星が選ばれているのは、このように1日の長さがさほど変わらないというのも理由のひとつになっています。
1年については大きく違っているので、ゆっくりと暮らしていけるのかな、などと思ってしまいます。
四季の変化もあるようなので、植物などはどのように成長していくのでしょう。
少し不思議な気がします。