太陽系惑星の中で太陽に2番めに近い金星と、もっとも近い位置にある水星には、どのような違いあるのでしょうか。
明るさ、大きさ等、その違いについて、調べてみましょう。
水星と金星の違いとは?
星は、太陽にもっとも近い位置にあり、質量ともにもっとも小さく、公転軌道を周回している惑星になります。
自転周期は58日。
水星の自転・公転は2対3になり、太陽のまわりを2回公転する間に、3回自転しているとのことです。
では、金星についてですが、太陽に2番めに近い位置にあり、質量ともに地球に似ており、地球にもっとも近い公転軌道をもっている惑星になります。
金星の赤道傾斜角は177℃。
地球は共鳴関係にないため、ほかの惑星とは自転の向きが異なり、逆方向に自転しているとのことです。
それから、もう1つ、大きな違いがあります。
金星は太陽の動きによって月のような満ち欠けが起きるのですが、水星や木星等には起こりません。
水星と金星の明るさの違いは?
水星の明るさは、マイナス0.4等から5.5等まで変化します。
太陽に近いため、日の出前・日没後のわずかな時間しか観察できませんが、それでも、望遠鏡で見ることが難しい惑星になります。
反対に、金星は皆さんご存知の通り、明けの明星・宵の明星と呼ばれ、白っぽい金色の星を肉眼で見ることができます。
ちなみに、金星の最大光度は、マイナス4.6等です。
水星と金星の大きさの違いは?
大きさは金星と水星では、金星の方が断トツに大きいです。
金星の赤道面における直径は12,103.6 km。
水星の赤道面での直径は4,879.4 km。
この数字だけでは分かりにくいので、比べやすいもので大きさを比べてみましょう。
例えば、地球をゴルフボールの大きさだとしたら、水星は小さなビー玉、金星は卓球のピンポン玉の大きさになるとのことです。
ちなみに、太陽系天体の大きさは大きい方から、太陽・木星・土星・天王星・海王星・地球・金星・火星・水星・月となります。
まとめ
地球型惑星の金星と水星。
大きさ・明るさともに正反対のような様相がありますが、金星は地球に似た環境をもつ惑星であり、水星は月に似た環境をもつ惑星と言われます。
金星にも水星にも多数のクレーターが存在し、どちらも未だ謎が多いとされております。
これからの研究で明らかになるとのこと。
楽しみに待っていることにしましょう。