英語圏ではRed Planet(レッド・プラネット)と呼ばれている火星は、一般的には、日本では英名のマーズという名称で呼ばれています。
ラテン語のMars(マールス)、ギリシア語のアレースとも呼ばれ、多くの人々から愛されている火星は、太陽から4番めの惑星になり、地球の外側を公転いています。
その公転の向き、時間について、詳しく調べてみました。
火星の自転する向きは?
私達が住んでいる地球は、ぐるぐると自転しています。
地球が自転する様は、こんな感じです。
火星や土星、水星等の惑星も、地球同様、自転していることをご存知でしょうか。
火星が自転する動画がアップされていましたので、参考までに。
分かりましたでしょうか。
ちなみに、火星が自転する向きは、地球と同じく、回転方向は東向き。
北極星からは反時計回りに回っていることになります。
火星が自転する時間は?
地球の自転する時間は、86 164.098 903 691秒(23時間56分4.098 903 691秒)になります。
太陽が通過する春分点では、86 164.090 530 832 88秒(23時間56分4.090 530 832 88秒)。
春分点とは、黄道座標や赤道座標の原点になるものであり、太陽太陰暦の二十四節気を定める定気法を利用する際、基準とするものです。
周期は25800年。
では、火星の自転にかかる時間についてですが、火星が自転する時間は、1日。
公転する時間は、687日。
地球の自転にかかる時間が1日、公転する時間が365日です。
比べてみると、火星の自転する時間は地球とほぼ変わりはありませんが、公転する時間は、地球の365日よりも長い687日となります。
火星以外の惑星についても見てみましょう。
惑星の中でもっとも短い時間で自転するものは、
- 0.414日の木星
- 0.444日の土星
- 0.718日の天王星
- 0.671日の海王星
- 0.9973日の地球
- 1.026日の火星
- 58.65日の水星
- 243.02日の金星
と続きます。
ちなみに、公転にかかる時間は、
- 0.241年の水星
- 0.615年の金星
- 365日の地球
- 1.88年の火星
- 11.9年の木星
- 29.5年の土星
- 84.0年の天王星
- 164.8年の海王星
と続きます。
月は自転、公転ともに、27.32日となっております。
これらの数字から、惑星は大きいほど自転が速いこと、太陽に近い位置にある惑星ほど、自転・公転の周期が似通っていることが分かります。
まとめ
惑星の中で、自転の周期を確実に決めることができたのは、火星のみです。
火星では地表に設置した望遠鏡から、表面の模様を見ることができました。
その観測から、自転周期を知ることができたとのことです。