私たちの住む地球が、回っているというのは誰もが知る事実です。
繰り返し朝と夜が訪れるのも、回っているからだと大人では当たり前のことのように思っているでしょう。
ですが、子供たちの世界ではそれはまだ未知なるもので、理解がしにくいものかもしれません。
では、小学生にとって科学の中でも不思議に思うであろう、地球が回っているというのは、どうしてなのでしょうか?
地球はなぜ回るのか?
地球が回っているというと、「こま」を思い浮かべる子供がいます。
「こま」は回るための突起があり、そこを何かでつかみ、回転させていると答える子供もいます。
他には突起などなくても宇宙の何かの力によって回していると答える人も。
ですが、いずれもそうではありません。
「こま」の例で言うと、「こま」で遊んだことがある人は想像できるかと思いますが、「こま」を回して、初めは勢いよく回り続けます。
ですが、次第にそのスピードは衰えていき最終的にはとまってしまいます。
それはなぜでしょうか。
とまってしまう理由、それは「こま」を回している台と「こま」自身が摩擦によって回転をしているからです。
その摩擦があることによって「こま」を止めようとする力が加わります。
では、それを地球で例えてみてください。
地球は摩擦など起きない宇宙空間にいます。
摩擦が起きないので、地球を止めようとする力が加わることはありません。
逆にいうと「こま」も摩擦が起きない状態であれば、ずっと回り続けることができます。
よって、地球も変わらずに回り続けているのです。
まとめ
普段生活しているなかで、地球が回っていると感じている人はいないでしょう。
地球の回転は、時速で表すと1700キロメートルというものすごい速さで動いています。
あまりに早すぎるスピードですので、体感として感じることは出来ないと言われております。
車や電車などに乗って移動をしている時は、ガタガタと振動を感じることや窓を開ければ風を感じることも出来ますが、地球は宇宙の何もない空間に存在しております。
何もない状態での回転なので、振動も風が当たるということも感じることはないのです。
これにより、昔は地球自身はとまっており、周りの空が移動しているのだと言われていました。