地球は、太陽を中心にして公転して回っています。
その時に地球そのものも回転(自転)しているわけです。
地球は、宇宙空間に誕生したときからずっと動いています。
そうなると、1年で動く距離はどれぐらいになるのか気になりませんか?
そこで、地球が1年で動く距離を中心に、地球の自転速度などについて調べました。
地球が1年で動く距離は?公転速度と自転速度は?
地球は、宇宙に誕生した時から、地球は自身の地軸の周りを回転しています。
このことを自転といいます。
ちなみに、地球の地軸の傾きは、私たちの日常生活にも関わりがあり、それが季節の移り変わりです。
夏の季節は太陽が高く昇って、昼の時間も長くなり、反対に冬になれば太陽が低く昼が短くなりますが、これは地軸の傾きによるものです。
地球の自転速度は、1秒間で約463.8mも動いています。
まず、地球の赤道半径は、6378.137km(GSR-80)で、赤道上の円周が2πrなので、40074.14kkm地球の円周は≒4万kmとなります。
地球の回転は、1日24時間かけてゆっくり1回転するので、24で割ると1時間の速度が導き出され、1時間=60分なので、60で割れば1分の速度が算出され、さらに1分=60秒なので、60で割ることで地球の1秒間の自転速度がわかります。
それが約463.8m/秒で、時速で計算すると1,670km/hになります。
仮に、リニアでも時速500km、新幹線では時速300kmほどなので、1,670km/hという自転速度はとても想像がつきません。
では、地球はどれぐらいの速度で移動しているのでしょうか。
まず、太陽と地球の平均距離の1天文単位が、
1.49597870700×10の11乗m
1.49597870700×10の8乗m
そして、円周が2πrなのでそこから計算すれば、約9.399511×10の8乗kmとなります。
つまり、1年(365)で地球が太陽の周りを動く距離は、約939819740kmとなります。
さらに、1年=365日で割れば地球の1日の動く距離が出せます。
さらに1日=24時間なので、24で割れば1時間の動く距離が算出され、60で割れば1分の動く距離が導き出されます。
つまり、計算すると地球の1秒間の移動速度は29.8055km、これを時速にすると≒10.7km/hとなります。
また、地球は自転するとともに、太陽を中心に公転しています。
それと同じく、太陽も地球や他の惑星を引き連れながら銀河系を回ります。
太陽から銀河系の中心までは、約26100光年といわれています。
1光年の単位の見分けは、1年間に光が進む距離になります。
光の速さ(速度)が、
2.99792458×10の8乗m/秒
2.99792458×5乗km/h
となるので、これに60をかけると1分間の距離が計算できます。
出た答えに60をかけることで1時間の距離が出されて、1日=24時間をかけると1日の距離、そして1年=365日でかければ1光年が導きだされます。
この計算式でいくと、1光年は、≒9兆4500万kmの距離を進むことになります。
まとめ
銀河系は、宇宙空間を時速216万kmの速さで動いていて、1秒間に約600kmも移動するそうです。
1秒間にそれだけの速さとなったら、とても目にはとまりませんよね。
では、地球が1年に動く距離についておさらいしておきましょう。
- 1年(365)で地球が太陽の周りを動く距離は、約939819740km
- 地球の1秒間の移動速度は29.8055km、時速で≒10.7km/h
- 1光年は、≒9兆4500万kmの距離
他の銀河も含めて銀河系の宇宙は、外側に少しずつ膨張していることがわかっているそうです。
宇宙の世界は、私たちにはまだまだ解明されていない謎が多そうですよね。