無限に広がる大宇宙ですが、地球にいる限りでは、いくつの惑星があったり恒星があるのかなんていうは測りしることができません。

太陽系の中には恒星と呼ばれる物は太陽しかありません。

太陽のように自ら光を放っている星で地球から一番近い恒星まではどのくらいの距離があるのでしょう。

地球 恒星 距離

地球に近い恒星までの距離はどのくらいなのか?

恒星という物がどういう星なのか?という方もおられるでしょう。

恒星は簡単に説明すると自らが光輝く星という事になります。

地球などのように地面があるわけではなく雲状の物が集まって質量を生み出すし星のような形状になっているのです。

光輝く原理としては核融合によって爆発のエネルギーによって光ると考えた方が良いでしょう。

またその大きさも、地球規模の大きさから太陽の半径の440倍の大きさの物までが観測されています。

太陽の半径の440倍ってどのくらいの大きさなのか?なんて想像できないですね。

恒星というのが何となくわかった所で、太陽以外で地球から一番近くにある恒星までの距離はどのくらいなのでしょう。

一番近い恒星はケンタウロス座のアルファ恒星系という事がわかっています。

それにアルファ恒星系の恒星は3つあって、それぞれの恒星がお互いに回りあっているのです。

3つの恒星が常にグルグル回っていることから、連星という事がわかります。

太陽が3つあってそれが、お互いの周りを回っている事になるのです。

このアルファ恒星系までの距離は、4.3光年となっています。

つまり、光の速度でも4年3ヶ月~4ヶ月もかかる距離という事になります。

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光の速さは1秒間=28万キロですから、

1分:28万×60=1680万キロ

1時間:1680万×60=10800万キロ

1日:10800万×24=259200万キロ

1年(365日)259200万×365=94608000万キロ

4年:94608000万×4=378432000万キロ

4か月(120日)259200万×31104000万キロ

アルファ恒星系までの総距離概算:409536000万キロ

という事になります。

ちなみにマッハ1(音速)での1日に移動できる距離は27129キロですから、1年で990万2000キロです。

マッハ1の速度で移動し続けた場合でも約41万3672年かかる計算になります。

そう考えると、人間がアルファ恒星系にたどりつくためには、現代技術では到底たどり着く距離ではない事がわかります。

夜に見上げて光っている星がそれだけ離れていて、人類が到達するには何万世代も交代しながらではないとたどり着けないという事なんです。

ただし、このアルファ恒星系は現在1秒間に25kmほど太陽系に近づいてきているのです。

確実に太陽系の圏内に入るのには約2万5000年ほどかかるようですが、その時のアルファ恒星系との距離はわすか3光年という事になると予測されています。

ここまで接近したら地球はどうなってしまうのでしょうね。

まとめ

地球に一番近い恒星までの距離についていろいろ紹介してきました。

地球から最も近い恒星はケンタウロス座のアルファ恒星系です。

それでも4.3光年ですから、夜光っているケンタウロス座の光は4.3年前に発した光という事になります。

壮大な話を紹介したのですが、人類は火星にもおり立っていない状況化ですから、他の星系に行くまでにはまだまだ、時間と技術躍進が必要の様です。

何100年たてば、「出張でケンタウロス座まで行ってくる」という時代が訪れるのでしょうね。