空を見上げるときらきら光る星をたくさん見ることができます。

夕方になって空が薄暗くなったときに最初に見える星を「一番星」と呼びますが、この星の正体は「金星」だと知っている人はたくさんいると思います。

金星は太陽系の中で地球に最も近い距離にあり金星は大きさなども地球に似ているので、「地球の姉妹惑星」とも表現されます。

そこで地球に似ている金星の空の色について考えてみました。

金星の空の色も、地球と同じ爽やかな青空なのでしょうか?

金星の空の色って何色?

地球の空は青い色をしていますが、これにはちゃんと理由があり太陽の光が関係します。

太陽の光は絵を描くときなどに黄色や赤などで表されますが実際は白に近い色で、ここには赤や緑や青などの多くの色が混ざっています。

つまり一色に見える太陽の光には複数の色があるため、波長がそれぞれ違うのです。

この太陽の光りが地球の大気圏内に入ると、空気中の細かいチリにぶつかります。

それぞれの光がチリとぶつかると光の方向が変わるのですが、波長が長い色はチリの間をスッと通り抜けられるのでぶつかりにくくなります。

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反対に波長が短い色はすぐにチリにぶつかるので、あちこちにその光が散らばります。

波長が長い色は赤に近い色で、波長が短い色は青に近い色です。

したがって空を見上げたときに青い光があちこちに散らばっているので、空は青く見えます。

金星は太陽系で太陽に近いほうから数えて、2番目に近い惑星です。

したがって単純に考えると地球よりも太陽に近い分だけ、太陽の光がたくさん届いていると考えられます。

そうなると金星の空の色はとても明るいと予測できます。

しかし金星の空の色はほぼ真っ黒に近いのです。

金星の上空は厚い雲で覆われており、この雲は太陽の光をほとんど反射してしまうので、雲の下に光を通しません。

したがって金星の地表に立つと周囲に光は無く暗黒の状態で、空は真っ黒なのです。

まとめ

いかがでしたか?

金星の上空の雲は太陽の光をほとんど反射するので、金星の地表には光がと届きません。

つまり金星に立つとそこは暗黒の世界なので、空も周囲も真っ暗です。

金星の上空の雲は太陽の光を反射しているので、地球からはとてもきれいな金色の姿を見ることができます。