夏は暑くて冬は寒いですね。
そして私達は冬がきて寒くてつらくても、必ず春がくることを知っています。
しかし、本当に必ず春はくるのでしょうか。
実は季節の移り変わりにも、ちゃんとした理由があるのです。
今回は地球に季節が存在する理由について紹介します。
地球に季節があるのはなぜ?
地球に季節が生じる理由は、一言でいうと地軸が傾いた状態で太陽の周りを回っているからです。
なぜ地軸が傾いていると、季節(春、夏、秋、冬)ができるのでしょう。
地軸は公転面に垂直な面に対して23.4度で傾いています。
これは、太陽の光がいつも同じようにあたっていない、ということです。
北半球の場合は、公転面に対して地軸が太陽側に傾く位置に地球がきたときは、太陽の光が多く、そして長くあたるので夏になります。
その逆側に地球がきたときは、南半球が夏、ということになります。
例えば極地、夏の北極は、ずっと太陽が沈まない白夜となり、南極は極夜といって一日中太陽が沈んだ状態になります。
そしてそれぞれの中間地点が、昼と夜が同じ時間になります。
この日は日本では祝日であり、春は春分の日、秋は秋分の日です。
この近辺の時期は春や秋になります。
昼の時間が一番長い日が太陽の光が多くあたっていますが、日本では、まだ本格的な夏ではありませんよね。
これはなぜかというと、地上で気温が大きく上がっていくのは、太陽の光のみの力ではなく、地温が大きく影響するからです。
日本の場合、6月に夏至がありますが、冬に冷えた土が暖まって大きく気温上昇するのは、それからということになります。
逆に考えて、地軸が傾いていない場合(例えば、公転面に垂直な面に対して0度)だったら、地球上どこでも太陽の光の当たる時間と量がいつでも同じになるため、季節の変化は生じないことになります。
まとめ
地球の他の惑星を見てみると、火星が地球の傾きに近く、季節があるだろうといわれています。
地球の地軸の傾きの23.4度は、様々な偶然が重なってできあがった絶妙な角度です。
そして、日本はこの23.4度のおかげで、四季を大いに楽しむことができるのです。