皆さんは海王星と冥王星の太陽からの距離が逆転する、という話をご存知ですか?

冥王星はとても細長い軌道を移動しているため、太陽に一番近くなる近日点では海王星よりも内側に来るのです。

太陽からの距離が逆転する、ということは、海王星と冥王星はタイミングが悪ければ衝突してしまうのでは?と思ってしまいますよね。

ここでは海王星と冥王星の衝突の可能性についてご紹介します。

海王星 冥王星 衝突

海王星と冥王星は衝突する可能性があるの?

海王星と冥王星の公転軌道を見ると、一部軌道が交わっている部分があることに気づくと思います。

この軌道が交わっている付近で海王星と冥王星が近づいてしまうと衝突してしまうのでは?と思う方も多いのではないでしょうか?

実は私たちが良く見る惑星の軌道図は、黄道面に対して垂直方向、つまり真上から見た様子が描かれているものが多いのです。

この軌道図では確かに軌道が交差しているように見えますが、実際の冥王星の軌道は黄道面に対して17度も傾いているため、海王星と冥王星の軌道の好転は海王星の軌道の外側にあるようです。

軌道が交わっていないので、衝突する可能性もないようです。

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もし冥王星の軌道が傾いていなくても、海王星と冥王星は衝突しない?

先ほどは冥王星の軌道が傾いているので、軌道が交差することはなく、海王星と冥王星の衝突の可能性もない、とご紹介しましたが、もし冥王星の軌道が傾いていなくても、海王星と衝突することはないそうです。

冥王星と海王星の軌道は、3:2の軌道共鳴状態になるそうです。

これは冥王星が海王星と常に離れた位置になるようになっているようで、もし冥王星が海王星と軌道共鳴状態になっていなかったら、冥王星は海王星の衛星となってしまうか、はじき出されてしまうそうです。

まとめ

いかがでしたか?

ここでは海王星と冥王星の衝突の可能性についてご紹介しました。

海王星の軌道と冥王星の軌道は、一見すると交差しているように見えますが、実際は冥王星の軌道が傾いているため、交差していないので、衝突する可能性もないようです。

また、冥王星の軌道と海王星の軌道は軌道共鳴状態にあり、そもそも衝突する可能性はないとのことです。