月と地球は同じような物質で構成された惑星なのに、一体どこが違うのか?
今回は、月と地球を様々な角度から比較してみました。
月と地球を比較してみよう!
月と地球を比較してみると、直径の大きさでは地球は月より4倍ほど大きいのです。
地球は12,756kmあり、月は3,474kmです。
月は地球の1/4ほどの大きさしかなく、質量に至っては地球の1/81ほどしかありません。
身近な物に例えると、地球がビー玉なら月はゴマくらいの大きさでしょう。
それでも惑星に対しての大きさの比率でいうと、太陽系の他のどの衛星よりも月が一番大きいのです。
また、重力は星の大きさと比例していることから、地球と月の重力を比較すると月は地球の1/6ほどしかありません。
地球と月の成分の違いは?
月に存在する元素は、
- 酸素
- 水素
- ケイ素
- マグネシウム
- 鉄
- アルミニウム
- カリウム
- チタン
- マンガン
でその中でもケイ素と酸素が多いことがわかっています。
地球も月と同じような成分で構成されていますが、地球との違いは内部にあるようです。
地球の核は鉄が85%、ニッケルが10%残り5%は不明であるのに対し、月は、核の内部が鉄できているのかすらわかっていません。
月には未知の部分が多いことから地球とは違っているのです。
アポロが持ち帰った月の石は、地球上にもある物質とよく似ていると言います。
月の物質である玄武岩は富士山やハワイの溶岩とよく似ているのです。
同じく月の物質の斜長岩は20~30億年も前の太古のアフリカの火山岩とよく似ているそうです。
地球と月の表面温度の違いは?
月の表面はクレーターで覆われていて、凸凹としています。
さらに地球には厚い大気がありますが、月には大気がほとんどありません。
このことから、月は昼と夜の気温の差が全然違ってくるのです。
昼は110度前上昇し、夜にはマイナス170度まで下がるのです。
大気の厚さでこれだけ太陽からの影響が変わってくるのですね。
まとめ
地球と月の違いはいかがでしたか?
似ているようで似ていないですね。
ですが大切なことはただ一つ、この二つは私たちにとってかけがえのない存在だということです。