私達の生活になにげなく入り込んでくる昆虫に蟻がいます。
蟻の巣コロリなど、駆除するための商品が数多くあり、人間にあまり好かれていない印象が強く、最近では、ヒアリなど外来の蟻が日本にやってくるようにもなりました。
小さいけれども決して侮ることができない蟻ですが、地球上にはかなりの数が存在するようです。
今回は地球にいる蟻の数と重さの紹介と人間の総重量との比較について紹介します。
地球にいる蟻の数はどれくらい?
地球上に蟻がどれくらい生息しているのかについては、1000兆匹とか1京(けい、きょう)匹とか言われています。
しかし、残念ながら、数字の根拠についてはわかっていません。
蟻研究の第一人者、アメリカの昆虫学者・エドワード・オズボンド・ウィルソン氏が言ったという話もありますが、これも定かではないようです。
地球における蟻の総重量は?
また、地球にいる全人類の総重量と同じである、という話もあります。
成人の全体重については2012年にイギリスのロンドン大学の調査で2億8700万トンとの調査報告があります。
この時、産出に使った平均体重は62キログラムとのことでした。
現在の人類の人口は約75億人といわれていますので、もっと多くなります。
蟻が仮に一京匹で、平均体重が、2.5ミリグラム(蟻は1~5ミリグラムといわれているため)として計算すると2億5000万トンとなります。
これだけをみると、そんなに変わらないといえるのかもしれません。
しかし、先ほどの調査は成人のみですので、実際にはもっと多くなります。
計算時62キロは多いので子供の体重を含めて考え、仮に50キロを平均にして、現在の人口をかけると、約3億7500万トンになります。
どちらにしても、人や蟻の平均体重、人口や蟻の数で大きく変化してしまうので、人間の総重量と同じくらいというのは、少し言い過ぎていると感じます。
まとめ
なぜ、今蟻と人間の総重量が問題になるのか、実ははっきりとわかっていないのです。
おそらく、人間の数が増えすぎているけれど、他の生物もとても多いよ、ということなのかもしれません。
ちなみに地球の重さは60垓(ガイ、京のもう一つ上)トンあるので、どちらの重さも全く問題にならないくらい軽いものです。