モノリスという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

モノリスとは、一枚岩とか、1本の柱という意味です。

「2001年 宇宙の旅」という映画にも登場しました。

その映画では知的生命体が作ったものとして描かれていました。

そしてそのモノリスが火星や、火星の衛星であるフォボスにあるというのです。

今回は火星の衛星・フォボスに見つかったというモノリスについて紹介します。

火星 モノリス フォボス

火星の衛星・フォボスのモノリスとは?

事の始まりは、2009年のアメリカのケーブルテレビでの元宇宙飛行士オルドリン氏の発言です。

オルドリン氏は、アポロ11号で月面着陸に成功し、月面歩行を成し遂げた人物です。

彼は、「”When people find out about that they are going to say, ‘Who put that there? Who put that there?'”」と発言したそうです。

この意味は、「人々が、それについて見つけたとき、だれがそこに置いたんだ?」ということです。

それくらい自然にはできそうもない形をししているといいたかったのではないでしょうか。

しかし、NASAは、自然のできたものとして発表しています。

実際にNASAが提供している、フォボスの画像を確認すると、確かにモノリスらしきものが映像に写っていますが、本当にそうなのかは残念ながらはっきりとはわかりません。

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現在、火星衛星探査のために探査機の打ち上げ計画が進められています。

目的は、衛星ができた過程の解析や、ひいては太陽系形成の謎を解明することです。

この計画では、火星の衛星2つのうちの一つから、サンプル採取も計画されているので、その結果や撮られる映像などで、モノリスの件もはっきりとわかるかもしれません。

まとめ

現役を退いた宇宙飛行士は、時々興味深い発言をしますが、フォボスのモノリスの件もまたそのうちの一つといえるでしょうか。

もし、火星に太古の昔に文明が存在し、モノリスのような人工物を作っていたとしたら、とても夢がひろがりませんか?

しかし、後に日本のテレビ番組がオルドリン氏に取材した際には、「あのモノリスは珍しい形をしているが、ただの岩です」と以前のテレビ番組での発言を否定したそうです。

地球以外の知的生命体の存在を期待していた人には少し残念な結果となってしまいました。