テラフォーミングという言葉を知っていますか?

テラフォーミングとは、宇宙に存在する惑星の環境を変化させて地球上に住む人類や植物が生存できるようにする壮大な宇宙開発プロジェクトのことです。

そしてテラフォーミングで有力視されている惑星こそが火星なのです。

火星は地球の隣にあり、昔から生物が存在していたなどの話を聞いたことがあるように地球と一番近い環境にあるためです。

ですが、火星をテラフォーミングするための二酸化炭素が足りないといった事実が見つかったようですが、どうなのでしょうか?

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火星をテラフォーミングするための二酸化炭素が足りないのか?

2018年、現代の技術ではテラフォーミングを行うための二酸化炭素の量が十分でないことがから報告されました。

NASAによると現時点での技術では火星でテラフォーミングを行うことは実現不可能だという結論に至ったのです。

それはなぜなのでしょうか?

それは、火星に存在する二酸化炭素を使って新たに大気を発生させるという計画で、これが上手くいけば火星でも地球のように厚い大気を作り出すことが出来るのですが、どうやらこの後が問題なのだそうです。

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というのも火星に大量の大気を流したところで、その大気を温めるだけの二酸化炭素の量が足りてないということが問題なのです。

温室効果ガスを使って大気を発生させたとしても、火星では7%ほどしか大気圧は上がらないという結果になったそうです。

とても寒い火星の地で7%上がったところでほとんど何も変わりません。

できればカナダほどの寒さであれば人間は生活できることがわかっているので、近づけるためにはもっと火星に二酸化炭素の量が必要なのです。

テラフォーミングの案は他にも、人工衛星の力を利用し火星を地球と同じ軌道に乗せて地球に環境を近づけようとする考えもありますがそれでも火星をテラフォーミングすることは難しいとされています。

まとめ

今現在の人類の化学の技術では火星をテラフォーミングするための二酸化炭素が足りていないのです。

火星で大気を発生させたところで、大気を温めるだけの二酸化炭素の量が不十分だからなのです。

今の火星のままではとても人間が住める環境ではありません。

二酸化炭素を使って火星をテラフォーミングするためには人類がもっと技術を進化させなければならないのです。