地球から一番近い惑星である金星。

火星にも探査機を送っているので、金星にも簡単に探査機を送ることができそうですよね。

実際金星に着陸できた探査機はどれくらいあるのでしょうか?

ここでは金星の着陸に成功した探査機についてご紹介します。

金星の着陸に成功した探査機って?

金星へ飛ばされる探査機は多くあるようですが金星に着陸が成功した探査機はロシアの「ベネラ」という探査機になるようです。

ベネラは沢山作られており、ベネラ6号までは着陸に失敗してしまっていたようです。

初めて金星の地表に到達した探査機は1970年に打ち上げられたベネラ7号で、ベネラ7号はパラシュートがうまく開かず地面に激突してしまったようですが、金星の地表温度が475度の灼熱であることを発見した探査機になります。

これ以降ベネラ8号からベネラ14号が金星の着陸に成功しているようです。

これらの探査機は金星の地表の成分や大気の成分を調べたり、写真を送ったりといろいろなことを行っていたようです。

これらの探査機が着陸に成功した後、NASAはレーダーを搭載した「マゼラン」と呼ばれる探査機を打ち上げ、金星を周回させて地形のデータを取得し、金星の地図を作り上げたようです。

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金星に探査機を着陸させるのは難しいの?

地球に一番近い惑星なので、探査機など送りやすいのでは、と思ってしまいますが、金星はとても過酷な環境のため、探査機を着陸させることはなかなか難しいようです。

気圧は90気圧もあり、地表に着く前にスーパーローテーションという風速が100mを超える暴風域を通り抜けなければなりません。

さらに雲には濃硫酸が多く含まれているのです。

また、金星は地球より太陽に近いため、太陽の重力により探査機が加速してしまい、金星の軌道に乗せることも難しいそうです。

まとめ

いかがでしたか?

ここでは金星の着陸に成功した探査機についてご紹介しました。

金星の着陸に成功したのは、ロシアの「ベネラ」という探査機になるようです。

何度も失敗しながら最終的には金星の地表のカラー写真までとることができたのですから、すごいとしか言いようがないですね。

NASAでは金星の過酷な環境でも使用できるコンピューターチップが開発されたようなので、金星の探査機打ち上げに期待しましょう。