金星は地球よりも太陽に近い場所を公転している惑星です地球と最も近くなるときは、4200万kmと惑星の中では最も近くまで来る惑星になります。
そんな金星の公転軌道半径はどれくらいのなのでしょうか?
ここでは金星の公転軌道半径の求め方についてご紹介します。
金星の公転軌道半径の求め方って?
金星の公転軌道半径は「ケプラーの法則」というものを使うと求められるようです。
ケプラーの法則というのは、「1、惑星は太陽を一つの焦点とする楕円軌道を描く。」「2、太陽と惑星を結ぶ線分と楕円の長軸とでできる扇形の面積速度は一定である。」「3、どんな惑星でも公転周期の2乗と軌道長半径の3乗の比は一定である。」というものになります。
このケプラーの法則を使用して得られた金星の太陽からの平均距離は、0.72333199AUということになるそうです、
1AUは天文単位で、地球と太陽の距離になるそうですよ。
1AU=1.49597870×1011mとなっているようなので、これにケプラーの法則で出された0.72333199AUをかけると、1.08208925×1011mとなります。
ですので、金星の平均公転軌道半径は、1億820万km、ということになるようですね。
ケプラーの法則って?
ケプラーの法則は1609年から1619年にかけて発表された、惑星の運動に関する法則になります。
地球の軌道長半径を1とする1天文単位を使用することで、レーダーなどで距離を測れない時代でも惑星の距離が求めることができるようになりました。
ですが問題なのは、地球の軌道長半径の何倍かが分かるだけで、実際の距離は分からないということでした。
現在では地球の軌道長半径が分かるようになったので、それをもとに他の惑星の軌道長半径も詳しく分かってくるようになったようです。
まとめ
いかがでしたか?
ここでは金星の軌道長半径の求め方についてご紹介しました。
ケプラーの法則はかなり難しかったので、ここには書くことができませんでしたが、気になる方はぜひ調べてみてくださいね。
このケプラーの法則はニュートンの万有引力の法則のもとにもなったようですよ。