地球よりさらに太陽に近い位置で回っている惑星である金星。
天体図で見ると地球のすぐ内側を回っているイメージですが地球と金星はどれくらいの距離があるのでしょうか?
また、この二つの惑星が接近する周期や距離、方角についても気になりますね。
さっそく調べてみましょう!
金星が地球に接近する周期とは?
金星と地球が最も接近する周期は決まっています。
その周期は584日周期で、会合周期と呼ばれています。
この理由は太陽の周りを回る公転の周期によるものです。
地球の公転周期はご存知の通り365日で、金星の公転の周期は225日です。
どちらの惑星も公転周期が一定で安定しているので規則性のある584日ごとに最接近することがわかっているのです。
しかし、金星が最接近したときが一番明るく見えるわけではないので気を付けましょう。
太陽の光が必要なので金星が一番明るく見えるときは最接近したときから少し横にズレたタイミングなのです。
観測の時期としては最大光度の時期がおすすめです。
金星が地球に接近する距離はどれくらいなの?
金星と地球が最も接近するときで約4000万kmといわれています。
遠い時は約2億6000万kmもの距離があります。
金星は地球の周りを回っているわけではなく、太陽の周りを回っている惑星なので地球との距離の変化はとても大きいことがわかります。
さらにこの地球と金星が最も接近するときというのは内合と呼ばれています。
金星が接近する方角はどっち?
金星は西の方角で見ることが出来ます。
金星は肉眼でも見ることが出来ますし、気軽に双眼鏡でも見ることが出来ます。
望遠鏡を持っている方は望遠鏡を使ってより詳しく観測ができます。
地球と金星が接近する機会はなかなか珍しいので望遠鏡を持っている方もそうでない方も天文台へ行かれるのもおすすめです。
金星は公転周期0.6年、自転周期243日。一度夜が来たら、8ヶ月朝が来ない。#金星
— e_mikt (@e_mikt5) 2018年10月14日
まとめ
地球と金星の接近についてわかったことは、最接近の周期は規則的で584日周期だということ、最接近したときの距離は約4000万kmで離れているときとの距離の差がとても大きいこと、金星が見える方角は西の方角だということです。
ぜひ天文台へ行って見てみたいですね。