木星にはたくさんの衛星があります。
その数は太陽系の惑星の中で一番多く、さらにまだ発見されていない小さな衛星が存在するかもしれないとのことなので、まだまだ数が増える可能性があります。
今回木星の衛星についてご紹介します。
木星の衛星の数は○○個?
木星の衛星の数は79個。
そのうち51個が名前を持っています。
一番最初に発見されたのは1610年。
誰もが知っているガリレオガリレイが4つの木星の衛星を発見しました。
発見された衛星はそれぞれイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストという名前がつけられ、ガリレオ衛星とも呼ばれています。
これらの衛星は大きく、ガリレオガリレイが作った手製の低倍率の望遠鏡で観測ができたそうです。
直近で発見されたものは2017年。
米カーネギー研究所のチームが2つの衛星を発見しました。
木星の衛星は内側にある8つの衛星は木星の自転と同じ向きに動く順行衛星。
それ以外は木星の自転と逆方向に動く逆行衛星です。
順行か逆行かどうかは名前で判別することができます。
語尾が-aになっているものは順行衛星、語尾が-eになっているものは逆行衛星です。
なお、特殊な軌道を持つものは除きます。
木星の衛星の大きさは?
木星の衛星の大きさはさまざまです。
一番大きいのは衛星ガニメデ。
ガリレオガリレイが発見した衛星の一つです。
木星から3番目の軌道にあり、約107万kmのところで公転しています。
その直径は太陽系の衛星の中で最も大きく5,268km。
月の1.5倍、水星よりも一回り大きいサイズと言うと分かりやすいでしょうか。
逆に小さいものだと2000年に発見された17番目の衛星、カリロエ。
こちらは太陽系で最も小さい衛星と言われています。
その大きさは8.6km。
今夜2014/04/01の木星。ガリレオ衛星は左からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト。木星の右下にはふたご座の6.8等の恒星HIP32688。#木星 #ガリレオ衛星 #jupiter #galileanmoons pic.twitter.com/hZwsYA5fXf
— なおぢ (@naodisuzuki) 2014年4月1日
まとめ
木星の衛星の総数は79個。
太陽系で最大の数です。
木星の衛星名前の語尾が-aになっているものは順行衛星、語尾が-eになっているものは逆行衛星を示しています。
木星の衛星の大きさはさまざまで一番大きいものは5,268km、最小は8.6km、木星の衛星は数が多いのでいくつのかのグループに分けられます。
大まかなものだと規則衛星と不規則衛星。順行衛星と逆行衛星。
複雑なグループだとアマルテア群、ガリレオ衛星、ヒマリア群、アナンケ群、カルメ群、パシファエ群、その他孤立した衛星に分けられます。
79個もあるので全部覚えようとすると大変ですね。