皆さんは、火星が地球に大接近したことがあること知っていましたか?
ニュースに取り上げられることもあるので知っている方も多いかもしれません。
しかし、大接近とは一体どれくらい近づいたことを言うのか、火星が大接近したのはいつなのか、詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
火星が過去に大接近したのはいつ?
実は、火星は2年2ヶ月ごとに地球に近づいています。
なぜ2年2ヶ月なのかは、火星の公転軌道が楕円形になっているのである期間で地球に近づくことがあるのです。
なので、接近すること自体は珍しいことではなく6千万キロ近づくと大接近と呼ばれるようになります。
6千万キロと聞くと想像もつきませんが地球1周が約4万キロで、地球を1,500週したのと同じくらいです。
過去に火星が大接近したのは2003年の5,576万キロメートルが最も近づいていて、2018年7月31日の5,759万キロメートルもこれに次ぐ大接近です。
火星が大接近した時は、南東の空に赤く輝く星が観測でき、非常にキレイなので2年に一度のチャンスを逃さずに観てほしいと思います。
今日は火星が最も接近してるのでめちゃくちゃ明るく見えます。
写真は利島で撮影した時のもので左下にある赤いのが火星になります。
(ソフトフィルターで強調してますが実際もはっきりと見えます) pic.twitter.com/nb2WJ9zbG0— 星空✴︎(Starry heavens) (@Starryheavens_p) 2018年7月31日
火星が大接近することで地球への影響はあるのでしょうか?
スピリチュアルの世界では大地震がきるなど天変地異のきっかけになると言われることもありますが、科学的根拠はなく火星が大接近したからと言って地球に何か影響があるわけではありません。
しかし、火星移住計画があるように火星は地球の環境に最も似た惑星で地球に住めなくなった時の移住先として注目されています。
なので、火星が大接近する時こそ火星の研究が最も活発に行われる事になります。
火星へのロケット発射の計画はいくつかありますが、そのどれもが大接近するタイミングを狙っての発射となります。
まとめ
今回は火星が過去に大接近したのはいつなのかご紹介させて頂きました。
2年2ヶ月ごとに大接近していることに驚きましたが、赤く輝く火星を観測する機会が何度もあるのは嬉しいことですね。
火星移住計画もあることから今後、さらに注目されるであろう火星に更に興味を持って頂けたらと思います。