地球が誕生して46~48億年という物凄い時間経過の中でやっと400万年前に人類が誕生したのです。
地球から見たら、まだまだ歴史の浅い人類が地球の最初の安定し大地研究を行っています。
いろいろ説があるようで、学者の中でも意見が分かれているのです。
現在皆さんが思っている地球上の大陸間の動きとはまったく違う事になるかもしれません。
地球の最初の大陸とはいったいどんな説が有力なのでしょうか。
地球の最初の大陸はバールバラ大陸でいいのか?
地球が誕生してばかりの頃はガスが寄り集まっている状態でその過程から質量が高まって行き星の形になっていきます。
この時はまだ、大地はドロドロ熱く溶けている溶岩が流れている大地という事が想定されています。
30億年前に地球上初となる大地が誕生したのではと言われているのです。
地球初の安定した大地をバールバラ大陸と呼ばれています。
この大陸は36億年前から大陸となる要素が形成されていき、31億年~28億年前まで存在していたと言われているスーパー大地(超大陸)なのです。
この根拠となっているのが、アフリカ大陸南部にあるカープバールクラントとオーストラリア西部に存在するピルパラクラントの、35億年~27億年前の地層に似た部分が存在する事で、この二つのクラントが元は同じ大陸の一部を形成していたのでは?と考えられたためです。
この他にも放射線による時代測定ではどちらのクラントにも、34億7000万年前に隕石が衝突した痕跡がある事もわかっています。
この隕石が衝突した時の高温でガラス性質の物質が丸くなるという特徴があってそれがアフリカ南部とオーストラリア西部で見つかっている事からもこの2つのクラントは元々は1つのだったのではないかという推測が成立します。
但し、これはアフリカ南部とオーストラリア西部のごく一部に見られる性質であるだけに、バールバラ大陸その物の全体像がよくわかっていないのも事実なのです。
また、この説に異を唱える考え方も当然存在します。
ウイルソンサイクルと言われる物です。
マントルの中に地殻が飲み込まれて行くという物です。
現在ある大地はマントルに飲み込まれる事なく移動していることから比重が軽い大地されています。
現在有る大地は衝突と分裂を繰り返している事から、バールバラ大陸も実際はこのウイルソンサイクルに乗っている事になるはずという仮定です。
しかし、このウイルソンサイクルは4億5000万年周期と言われています。
このアフリカ南部とオーストラリア西部のクラントは28億年前には既に分離していたのではと考えられるのです。
このバールバラ大陸はウイルソンサイクルの考えでは既に大陸としではなく、分離状態にあったのでは?との推測も成り立つのです。
どちらの考えも肯定も否定も出来ないのが、現在の実情なのです。
地殻を調べただけで、あそことココが同じ大地だったのでは?と想像するだけですから、その想像を本当にするには更なる研究が必要になる事になります。
まとめ
地球の最初の安定した大陸はバーババル大陸?について紹介してきました。
35億年前のことなんて誰もわからないというのが一般的ではないでしょうか。
研究者たちは日々この研究に没頭しているわけです。
放射線時代測定や地殻調査などを繰り返し行ってもまだ、全体像が見えてこないのですから、ある意味真実を追求しなくてもいいのでは?と思ってしまいます。
この研究で地球の本当の最初の大地の全体像が分かったら世紀の出発見ですが、見つからなくても、地球にたいする男のロマン的な事で落ち着いてもいいのではないでしょうか。