地球をはじめとする太陽系の8つの惑星は太陽を中心にして同じ向きに公転していますが、それぞれの軌道や周期は様々です。

そのスピードは驚くほどの速さで、地球の場合は秒速で表すと約30㎞にもなるそうです。

スペースシャトルの速度が秒速7.7㎞ということですが、もはや想像すらできない速さですよね。

それどころか、超高速で動いている地球に住んでいる私達は、そのことを全く感じることもないのです。

いったい地球の公転で何が起こっているのでしょうか?

その原理についてご紹介します。

地球の公転の原理とは!?

そもそも地球などの惑星はいつから公転しているのでしょうか?

実は太陽系が生まれた約46億年前、そこには大量のガスやチリが渦を巻いており、お互いの重力によって引き寄せられてぶつかり合ったりしながら円盤状の回転になってきたそうです。

そしてこの回転の中心に太陽ができ、他の惑星もその渦の回転により誕生してきたと考えられています。

地球などの惑星の公転には、その最初に起こった渦が作用しており、現在も変わらず推進力として働き続けているということになるのですね。

ところで、この公転は遅くなったり止まってしまったりしないのでしょうか!?

地球上で何かを回転させた場合、徐々にその速度は遅くなりやがては停止してしまうものですよね。

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回転が止まるのは、物体同士や空気などとの摩擦が原因になるのですが、宇宙は真空状態で摩擦も空気抵抗も存在しないために、太陽系が誕生した時代のままの力で現在も公転ができているそうなのです。

つまり、宇宙で物体を一度動かすと、止まることなくそのまま動き続けるということになるのですね。

また、地球にいる私達が公転の速度などの影響を感じないのは、公転の速さによって生じる遠心力と太陽が地球を引き寄せる重力との釣り合いが保たれているからで、仮に公転が止まってこの均衡が崩れた場合、地球は太陽に引き寄せられて吸収されてしまうことになるでしょう。

まとめ

地球をはじめとする太陽系の惑星が公転をし続けている原理には、太陽系が誕生した頃に存在していた渦の回転が由来しており、摩擦のない真空の世界で変わることなく保たれているということがわかりました。

また、高速で回転している地球上にいる私たちがその影響を受けることがないのは、回転による遠心力と太陽からの重力との均衡が保たれているからなのですね。

宇宙のしくみはダイナミックかつ神秘を感じる世界で、その中に存在している人間の存在について考えずにはいられなくなりそうです。