ここでは地球の重さを示すと共に、その値をさまざまな惑星の重量と比較したり、地球の内部を探検してみたりして、ほんの少しだけ雑学に詳しくなることを目的とします。
地球の重さは何トンあるの?
地球の総重量は、 5.972×10²¹トンです。
全て0を付けて表現すると、5,972,000,000,000,000,000,000トンです。
5,972,000,000兆トン あるいは597,200京トンとも表現できます。
いずれにしても、桁違いに重いことがわかります。
地球の重さは月の重さの80倍です。
しかし太陽の重さとくらべたら、わずか30万分の1にしか相当しません。
太陽系の他の惑星と重さを比較すると、水星の18倍、金星の1.2倍、火星の9.3倍、木星の310分の1、土星の95分の1、天王星の15分の1、海王星の17分の1です。
硬い表面を持つ岩石型の惑星のなかでは一番重いのですが、より巨大なガス型惑星の重さには対抗できないことがわかります。
地球内部は、地殻(ちかく)、マントル、核(かく)、の3つの層から成り立っています。
地殻は地表から50キロメートル下までの場所で、すべて岩石からできています。
地殻は地球の中で最も軽い部分で、平均すると1立方センチメートルあたり2.7gの重さです。
マントルは地下50キロメートルから3,500キロメートルまでで、地殻より重い岩石でできています。
地表から3,500キロメートル以下、地球の最深部に至る核層はやはり地表より重たい成分でできています。
核層の上部には、鉄やニッケルなどの金属などが、高温でどろどろの液体の形で集まっています。
ただし核の中心部部(地下5,000キロメートルから中心まで)は極端な高圧のため、ふたたび個体の形をとっています。
地球の中心部の圧力は約400万気圧、温度は約4700℃から約7700℃と考えられていますが、正確なことはわかりません。
まとめ
地球の重量は5,972,000,000,000,000,000,000トンです。
5.972×10²¹トンとも表現できます。
これは月の80倍もありますが、太陽に比べたらわずか30万分の1でしかありません。
また地球の半径分6,371 kmを縦に深く掘っていくと、地球には地殻、マントル、核の3つの層があって、それぞれ成分や性質が異なっていることがわかります。