地球のお隣の星といえば、火星と金星ですね。
どちらも昔から私たちに馴染みがある星ですが、どちらが近いかご存知ですか?
意外と知らない人が多いのではないでしょうか。
今回は地球から見て、火星と金星どちらの方が近いのか、について紹介します。
地球からの火星と金星の距離は?
私たちの住む地球を含めて火星も金星も太陽の周りをまわっています。
ですから、互いの距離も日々変化します。
最接近時の距離と最大で離れたときの距離を比較します。
地球と火星の距離は、最も近いときで約5400万キロです。
最大で離れるときは約4億キロ位あります。
これは、火星の公転周期が687日ほどあり太陽を挟んで反対側に来ることがあるからです。
一方の金星は最も接近したときで約3950万キロ、最大で離れたときでも約2億6000万キロです。
明らかに金星の方が近いことがわかりますね。
ちなみに金星の公転周期は約225日です。
また、地球と火星、地球と金星の公転周期の差を比較すれば、金星の方が近いことが推測できます。
金星は地球と大きさも近く、地球の直径が約13000kmに対して、金星の直径は12000kmとさほど違いません。
しかし、金星の大気は地球の気圧の90倍の圧力があり、気温も地表で500℃を超えるので、とても人が住める環境ではないのです。
より太陽に近い水星よりも高い気温です。
これに対し火星は、直径約6800kmと小さくなっています。
火星に関しては、移住計画が本気で議論されたり、物理学者のホーキング博士が移住可能なのは、火星だということでよく話題に上がります。
各国の惑星探索も、金星よりも火星に力をいれています。
距離が遠いうえに大きさも小さいのですが、やはり金星は熱すぎて人類が住むのには不適格のでようです。
まとめ
テレビや報道では火星がよく取り上げられ、宇宙人の話題も火星のほうが多く取り上げられますが、地球に最も近い惑星は金星なのですね。
金星の気温が高いのは温室効果の影響だといわれています。
もし、金星が地球と似たような環境であれば、生命存在の可能性はより高かったのかもしれません。