みなさんは、火星探査の歴史をご存知ですか?
いつから始まったのか。
今、どれくらい探査は進んでいるのでしょうか。
詳しく知っている方は少ないと思います。
今回は、火星探査の歴史をご紹介します。
火星探査の歴史はどれくらい?
火星探査の歴史は1960年代から始まります。
アメリカとソ連が短期間で計画を進める中、先にソ連が打ち上げに成功しました。
しかし、ソ連の火星探査はどれも失敗に終わってしまいます。
そんな中、1964年にアメリカのマリナー4号が火星のフライバイの撮影に成功。
続くマリナー6号と7号も火星の近接撮影に成功しています。
その間も、ソ連の火星探査は失敗に終わっていましたが、1971年マーズ2号と3号が火星の撮影に成功。
着陸後の撮影は叶いませんでしたが火星の撮影に成功しました。
さらに、同年打ち上げられたアメリカのマリナー9号は、火星周回軌道からの火星撮影に成功。
1973年に打ち上げられたマーズ5号も火星周回軌道からの撮影に成功し、火星の大気と表面の構成、構造の計算にも成功しています。
1975年に打ち上げられたアメリカのヴァイキング1号と2号は、初めて火星の鮮明な画像を撮影し、地形や気温など火星環境の計測値を得ることに成功しました。
その後、1979年の冷戦終結からしばらく火星探査は行われませんでした。
1988年にソ連のフォボス1号、2号が打ち上げられ火星探査が再開されます。
着陸・探査の失敗が続く中、アメリカのマーズ・グローバルサーベイヤーとマーズ・パスファインダーが成功をおさめました。
火星尾マッピングや気候変動の観測を行い、ミッションを終えた後も火星のデータを送り続け2003年のスピリットとオポチュニティの着陸まで活躍し続けました。
そして、ついに2008年に、NASAのマーズ・リコネッサンス・オービターが水の氷が存在することを決定づける写真の撮影に成功しました。
これまで、火星に水があることは推測の域にあったことから多くの方が驚きました。
火星探査は現在も続けられており、2018年5月にインサートの打ち上げを行い、2020年にはマーズ2020の打ち上げも予定しています。
まとめ
今回は、火星探査の歴史についてご紹介させて頂きました。
火星探査は1960年代から始まり、多くの失敗を繰り返しながらも着実に進んでいます。
生命が存在する可能性がある星としても注目されており、今後の観測にも期待されています。