宇宙では、太陽を中心としてその周りをまわっている惑星があります。

太陽系の惑星と呼ばれています。

私たちの住む地球もその一つです。

太陽から地球を超えてさらにはるか遠く、6番目とされる位置に土星があります。

地球に住む私たちは、太陽の熱が届くおかげである程度の温度を保ち生きていけます。

地球に比べ太陽から離れた土星は、その分地球より寒いといいます。

では、土星はいったいどれくらい太陽と離れているのでしょうか。

土星と太陽はどのくらい距離があるの?

太陽系の惑星は太陽からみて、水星、金星、地球、火星、木星、土星の順に距離が離れていきます。

これを知るだけでも、土星は太陽からかなり離れていることに気付くことができます。

太陽から土星までの距離を数字で表すと、14億2900万㎞です。

こんな大きな数字をいきなりきいたところで、なるほど!

と理解できる人は少ないと思います。

わかりやすいように、太陽から地球の距離と比較してみましょう。

その距離は、1億4960万㎞です。

太陽から地球の距離を1とした場合には、太陽から土星は、その9,55倍つまりおよそ10倍の距離があるということになります。

また違う観点からも比較してみましょう。

太陽の大きさは、直径1,391,016㎞です。

この大きさを1とした場合はどうでしょうか。

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太陽から地球は1.7mなのに対して、太陽と土星は10.25mとなります。

想像を絶する距離に今一つイメージがわきにくいかもしれませんが、それほどの距離が太陽と土星の間にあるということです。

そして、私たちの住む地球は、夏はシャツ1枚でも汗を流すほど熱く、寒い冬でもなんとか過ごすことができています。

これは、太陽の熱が地球にとどくおかげです。

太陽の表面の温度は平均して6000℃もあり、その太陽の発した熱が8分もかけて地球にやってくるのです。

土星はどうでしょうか。

土星の周りには氷の粒でできた環や衛星があり、平均でマイナス130℃です。

寒さのあまり、降る雨も流れる川もたどり着く湖も大気中のメタンが液体となったものなのです。

このように、温度の観点からみても太陽と土星の距離の14億2900万㎞というのが、どのくらい遠い距離であるか、想像できるのではないでしょうか。

まとめ

太陽からみて土星は、6番目に離れた位置にある惑星です。

その距離は、太陽と地球の距離のおよそ10倍で14億2900㎞もあります。

また地球は、太陽の熱が届くことである程度の温度を保つことができ私たちが過ごせるのですが、土星では周りをとりまく衛星や環は氷でできているほどにとても寒く、温度の違いからも太陽から土星の距離の遠さが想像できるでしょう。