数ある惑星のなかでも、とくに話題にあがることの多い「月」と「火星」。
過去に月面着陸に成功している月と、今も探査機キュリオシティが稼働中の火星。
どちらにもある共通点としては、このようなNASAによる研究対象となっていることですよね。
では、月と火星とでは、いったいどんな違いがあるのでしょう。
気になりますよね。
将来的には、どちらの惑星も、移住計画が発案されていますので、似たところも多いのかもしれません。
どんな違いがある?月と火星について
まず、お互いの惑星の基本的なデータです。
「月」は、太陽系の中で地球にもっとも近くにある衛星です。
地球からの見え方では、太陽の次に明るく見えます。
そしてその昔に「アポロ計画」で、人類が到達することができた唯一の地球外天体でもあります。
月の光は、月そのものが発光しているのではなく、太陽光を反射することによって起こるものです。
「火星」は、太陽から四番目に近い惑星です。
地球の外側の軌道を公転しています。
地球型惑星という、とても硬い岩盤からなる惑星に分類されます。
表面が赤く見えるのは、地表に酸化鉄が含まれているからともいいます。
そして探査機などは到達していますが、いまだ人類は火星に到達していません。
これが、一般的に私たちが知る、両方の惑星です。
調べれば調べるほどたくさん詳細も分かりますし、違いも出てきます。
では、大きさからみる、月と火星の違いとは、どんなものでしょうか。
月と火星、どちらが大きいの?
月の大きさは、直径約3474km。
火星の大きさはというと、直径約6779km。
月の2倍ほどの大きさです。
案外大きさに差があったのですね。
ちなみに我らが地球はというと、12756km。
月や火星の比ではありませんでしたね…。
そして大きさに関してですが、実は星の大きさと、重力は比例しています。
地球基準として、月の重力は6分の1、火星は3分の1となります。
これは浮力が働いているからなんですね。
また、質量から見ていくと、これも地球を基準とした場合、月は0.0123倍、火星は0.11倍です。
大きさで並べると、地球>火星>月、となります。
なるほど、確かに大きさだけをみれば、移住計画に火星が推されているのも頷けますよね。
例えば月に地球上の全人類が移住しようとなると、今の地球のように国境だのなんだのと、言っていられません。
でも位置的にみると、月の方が圧倒的に近いんですよね。
火星と月、位置はどのぐらい?
それでは月と火星も位置はどうなのでしょう。
これも地球を基準として見ていきます。
- 地球⇔月……約38万4100km(光速1.3秒)
- 地球⇔火星……約7,800万km(光速4秒)
となります。
高速だからこそ秒単位での距離に思いがちですが、これは相当な距離ですね。
また、月と火星同士の距離感ですが、月は地球の周りを常に回っていますので、一概に距離を知ることはできません。
火星に近づく時、遠ざかる時とが交互にやってきます。
ですが、おおよそとして、地球と火星間の距離とほぼ同じであると証言されています。
なんにせよ月が地球から近いのはお分かりかと思います。
月は近いから、地球からも大きく見えるのです。
火星は、大接近の時でなければ、肉眼で目視できませんからね。
まとめ
月と火星の違い、実はまだまだあります。
簡潔に言うと、生物の存在の可能性は火星が濃厚であり、月はまだ微妙なところである、とか。
月は、昼と夜とで気温差が110度から-170度と激しく、火星は-63度から-43度ほどと、さして差がないだとか。
調べると面白いぐらいに違いが出てきますね。
もしよければ、自分でも調べてみるのも楽しいかもしれませんよ。
また、どちらの惑星も、探査機を投入されています。
なにがあって、どんな特徴があるのか、どれぐらい地球に似ているのか。
成果はまだまだ出てくることでしょう。
これからに期待ですね。