太陽系の8つの惑星の中で、一番大きいのが木星で、その次に大きいのが土星です。
天王星は、この土星の次に大きい惑星です。
では、土星と天王星の間はどれぐらい距離が離れているのでしょう。
そこで、土星と天王星の距離を中心にご紹介します。
土星と天王星の距離はどれくらい?
太陽に近い順番で惑星を並べると、水星→金星→地球→木星→土星→天王星→海王星の順で、土星と天王星はお隣同士の惑星です。
ちなみに、海王星の次には冥王星がありましたが、冥王星は惑星の定義から外れていたことがわかり、その後、準惑星となっています。
土星の内部は、鉄、ニッケル、シリコン、そして酸素の化合物の岩石から形成する中心核があって、その周りは金属水素が覆っていると考えられています。
天王星は、土星のように金属や岩石などで形成されているのではなく、メタンやアンモニアなど氷や水分が主成分となって構成されている惑星です。
成分は違いますが、大きく分けると土星も天王星も木星型惑星の分類にはいる惑星です。
土星の大きさは、直径120,536kmほどで天王星よりも2倍以上、地球の約9倍の大きさで惑星の中で2番目の大きい惑星です。
一方、天王星は直径51,118kmで惑星の中では3番目に大きく、地球の約4倍もの大きさがあります。
8つの惑星を大きさの順は、木星→土星→天王星→海王星→地球→金星→火星→水星となります。
土星は、衛星の数でも天王星を大きく上回り、土星の衛星は65個、天王星の衛星は土星の半分以下の27個です。
土星と同じくらいの惑星を持つのが木星で67個が確認されています。
天王星の次にある海王星は、衛星が14個確認されています。
つまり、大きな惑星ほど衛星をたくさんもっていることがよくわかりますよね。
大きい惑星になればなるほど、重力が大きい分それだけたくさんの衛星をもっています。
ただ、衛星の数は、惑星が形成される時に、太陽からの距離が大きく影響したと考えられています。
では、そんな土星と天王星の距離は、どのぐらいでしょうか。
土星と天王星の距離は、約13億7,810万kmもあります。
太陽からの距離でみると、約28億750万kmと想像もつかない距離です。
反対に、木星と土星の距離を見ると、約6億5,090万kmと天王星との距離の約半分程度しかありません。
太陽からの距離も当然約半分の14億2,940万kmとなっています。
土星にとって天王星は遠いですが、木星はかなり近いことがわかります。
まとめ
惑星同士の距離は、天体が太陽を中心に回転して動いているのでその時々で変わってくるので、ここで紹介した数値は平均距離となります。
では、土星と天王星の距離についてポイントをまとめておきます。
大きく分けると土星も天王星も木星型惑星
- 土星の大きさは、120,536km、天王星よりも2倍以上、地球の約9倍の大きさで惑星の中で2番目
- 天王星の大きさは、天王星は51,118kmで惑星の中では3番目に大きく、地球の約4倍
- 土星の衛星は67個、天王星の衛星は27個
- 土星と天王星の距離は、約13億7,810万km
- 土星と木星の距離は、約6億5,090万km
太陽系は、一番外側までの距離で約45億kmもあります。
それを考えると、土星と天王星の距離は、宇宙では近い距離といえるのかもしれません。