「マーズワン・プロジェクト」として話題になっている火星。
今後、人類が火星への移住を計画しているのですが、いったいどういうものでしょうか。
その火星へ移住した場合に、人類は火星に住むことが出来るのでしょうか。
また人体への影響はどのようなものがあるのでしょうか。
地球と火星との違いと人に及ぼす影響について調べてみました。
地球と火星の違いとは?
これは人類火星移住計画としてNASAがオランダの非営利団体である「マーズワン」と提携して火星への移住希望者を募集しました。
ではなぜ人類が火星を移住先に考え始めたのでしょうか。
実は地球と火星はよく似ていると言われています。
火星は太陽系の惑星で内側から4番目の惑星になります。
直径で見ると火星は地球の約半分ほどと小さく、また大気も薄いのですが、どちらも岩石で出来た地表を持ちます。
火星の1日は地球に1日に非常に近く、季節も地球とよく似ています。
火星の1年は地球の1.88年相当であるため、四季も長いそうです。
違う部分は、重力が地球の3分の1であり、地球に比べて非常に寒く、平均温度は-43℃、最低気温は-140℃と言われています。
何より異なるのは、地球は酸素が2割、窒素が7割ですが、火星は9割が二酸化炭素だということです。
この火星への移住計画は、一度火星の地に降り立ったら、二度と地球には帰れないという片道切符の移住なのです。
なぜ、そこまでして火星に移住させたいのでしょうか。
大きな理由としては、地球上での人口増加の問題があります。
世界の人口が増え、環境破壊も深刻化しているからともいわれています。
火星に移住した場合に人に及ぼす影響とは?
火星が低重力であるため、私たち人類が火星で生活するには様々な問題があります。
まず、重力がないと重い体重を支える必要がないので、筋肉がやせたり、骨がもろくなったりします。
宇宙ステーションに長期滞在した宇宙飛行士が地球へ帰還した時に、歩けなくて車椅子に乗っていたりするのをテレビなどで見たことがあると思います。
火星は無重力ではないのでそこまではないかもしれませんが、少なくとも身体に何らかの影響をもたらすことはあります。
他にも火星には、地球のような磁場が存在しないため、太陽風からの放射線が容赦なく降り注ぐ恐れもあります。
環境も過酷なので、それに人類が耐えられるかというのも問題です。
まとめ
火星へ移住するというのも現実にできるかどうかわからないですが、その夢に向かって少しずつ実現化しようとする動きは本当にすごいと思います。
実際移住するとなると莫大なお金もかかりますし、そう簡単にできることではないようですね。
人類の火星移住が現実にできるかどうかこの目で見てみたいものです。