水星は、太陽に最も近く、最も小さな惑星です。
水星は、「鉄の惑星」とも言われています。
太陽系の惑星は、大きく分けると「地球型惑星」「木星型惑星」「天王型惑星」 の3種類があり、水星は「地球型惑星」に分類されるようです。
「地球型惑星」は、金属や岩石などの思い元素で作られており、水星の他に地球、火星、金星がこのタイプのようです。
水星は、太陽に一番近いため熱や光を直接受けてしまい、表面の温度は408度まで上がってしまうようです。
そんな水星と地球はどのような違いがあるのでしょうか!?
それでは今回は、水星と地球の大きさや密度などについてご紹介します。
水星と地球を比較したら!?
地球と水星を比較すると地球は、
- 大気圧101.325kPa
- 窒素78.08%
- 酸素20.95%
- アルゴン0.93%
- 二酸化炭素0.038%
水星は、
- 大気圧10-10Pa~10-7Pa
- 酸素42%
- ナトリウム29%
- 水素22%
- ヘリウム6%
- カリウム0.5%
となります。
水星にもごくわずかですが、大気は存在しています。
水星と地球の大きさは!
地球は、太陽系の惑星の中では5番目に大きく、水星は一番小さな惑星です。
水星は、半径2439.7kmで地球は半径6378.1kmのようです。
水星と地球の密度は!?
水星の密度は5.427g/㎤で、地球の密度は5.514kg/m3です。
水星と地球の大気は!?
地球の大気圧は101.325kPaで水星は10-10Pa~10-7Paです。
水星と地球の大気圧を見ても分かるように水星にはほとんど大気がありません。
どうして大気がないのかは、重力と太陽風が大きく関係しています。
水星は、太陽に一番近い惑星のため太陽風を強く受けてしまいます。
太陽からは毎秒100万トンほどの質量が放射されているため、水星だけでなくほかの惑星も少なからず影響は受けているようです。
その太陽風によって、大気が吹き飛ばされているのではないかと考えられています。
私たちは、地球に重力があることによって、地表に立つことができています。
太陽風を受けても重力があることによって、大気をとどめておくことが可能なようです。
しかし、水星には質量が少なく、それにともない重力もほとんどありません。
そのため、大気をとどめておくことができず、水星はむき出しの状態になっているようです。
まとめ
今回は、水星と地球の比較についてご紹介しました。
地球と水星を比較してみると水星はごくまずかしか大気がないという事がわかりました。
水星は太陽に一番近いため、太陽風によって大気が吹き飛ばされてしまうからのようです。
しかし、地球のように重力があれば水星の周りに大気をとどめておくことが可能ですが、水星には重力もほとんどないためむき出しの状態になってしまうようです。