金星は「地球の姉妹惑星」と表現されるほど地球と大きさや平均密度が似ています。

そのため地球と太陽を比べた結果を参考にしながら、金星の大きさや温度を太陽と比較することにします。

太陽と金星では、当然のことかもしれませんが、太陽の方が圧倒的に金星より大きくなるはずです。

太陽と金星(そして地球)の大きさを比較してみると?!

金星は直径12,104キロメートル、質量は4.869 ×10²⁴キログラム、これに対して太陽は直径1,392,000キロメートル、質量は1.990×10³⁰キログラムです。

したがって、金星と太陽の直径を比較すると、1,392,000/12,104=115.0金星と太陽の質量を比較すると1.990×10³⁰/4.869 ×10²⁴=0.409×10⁶=409,000この結果は、太陽の大きさは金星の115倍、重さは41万倍ということを意味しています。

この結果を地球の値と比較すると、太陽の直径は地球の直径の109倍、太陽の質量は地球の質量の333,404≒33万倍であることから金星は地球の 109/115≒0.95倍、質量は330,000/410,000≒0.80倍ということもわかります。

ちなみに球の密度は 質量/{(4/3)×π×半径3} で求められることより、

金星と太陽の平均密度の比を求めると、{1.990×1030/(4/3)π×(1,392,000/2)³}/{4.869 ×10²⁴/(4/3)π×(12,104/2)³}
=(1.990×10³⁰/4.869×10²⁴)/(1,392,000/12,104)³≒409,000/(115.0)³≒0.27同じように金星と地球の平均密度の比を求めると0.80/0.953≒0.93となります。

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太陽と金星の表面温度を比較してみよう!!

金星は地球より太陽に近い上、二酸化炭素の大気の強烈な保温効果のおかげで、表面温度は平均で摂氏464度、最も高い場合には摂氏 500度にもなります。

このことは、金星が太陽系の惑星の中で最も高温の惑星であることを意味しています。

しかしこの温度も、もちろん太陽の表面温度と比べると、比較にならないほど低温です。

太陽の表面温度は摂氏5,500度にも達するからです。

太陽の中心部ではさらに高温で、摂氏16,000,000度に達しています。

まとめ

金星は、地球より少し小ぶりなだけで大きさや重さはほとんど地球と変わりません。

しかし太陽と比べると、大きさは1/115≒0.0087倍、重さは1/410,000≒0000024倍と、比べることができないほど小さいことがわかります。

また表面温度も摂氏464度と惑星の中では群を抜いて高温ですが、太陽の表面温度である摂氏5,500度と比べると、著しく低温です。