皆さんは金星を見たことはありますか?
金星と言えば、明けの明星や宵の明星といった別名を持つことでも有名ですよね。
明け方や宵の時間帯に輝くのでこのような別名になったようですが、なぜ明けの明星や宵の明星のようになるのでしょうか?
理由を調べてみたのでご紹介します。
金星が明けの明星や宵の明星になる理由って?
金星が明けの明星や宵の明星になる理由には、金星が地球よりも太陽に近い位置にある内惑星ということが大きく関係しているようです。
金星は地球よりも太陽に近い場所を公転しているため、真夜中に観測することができないのです。
真夜中と言うと、地球では太陽の方向を向いていないときになりますよね。
金星は常に太陽に近い方向にあるので、真夜中に金星は見ることができない、ということになりますよね。
昼間はもちろん太陽の光が明るいので金星を観察することはできません。
したがって、金星を見ることができるのは朝の日の出前と夕方の日の入り後の短い時間になるのです。
金星は見えない日もある?
金星は地球より太陽に近い場所を公転する内惑星です。
ですので、太陽と金星が同じ方向になる「合」と呼ばれる状態になると、金星を地球から観察することができなくなります。
太陽の向こう側に金星がある時を「外合」、太陽の手前に金星がある時を「内合」と呼ぶそうです。
内合時にいろいろな偶然が組み合わさると、金星の太陽面通過というとても珍しい現象が見られることもあるようです。
最近では2012年6月に金星の太陽面通過が観察されたようですが、次に見られるのはなんと2117年になるそうです。
見たい場合はかなり長生きしないと見ることができなさそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
ここでは金星が明けの明星や宵の明星になる理由についてご紹介しました。
金星は地球よりも太陽に近い場所で公転する内惑星のため、他の星や惑星などと見え方が違うのですね。
内惑星である金星は、月のように満ち欠けも楽しめる天体のようですよ。
ぜひ一度金星を観察してみてくださいね。