縞模様と大赤斑で人気のある木星は、太陽系惑星の中でもっとも大きな惑星になります。
月に行ける時代となり、月ツアーなる旅行が人気を博しておりますが、わたし達が月に行った場合の体重は、地球の6分の1。
では、木星に行ったとしたら、わたし達人間の体重は?
地球の何倍になるのでしょうか。
木星での人間の体重は何倍?
惑星での重力加速度は、こうなっております。
- 地球1.000(9.806 m/s2)
- 太陽27.96
- 水星0.378(3.7 m/s2)
- 金星0.905(8.87 m/s2)
- 火星0.379(3.71 m/s2)
- 木星2.530(24.79 m/s2)
- 土星1.066(8.96 m/s2)
- 天王星0.905(7.77 m/s2)
- 海王星1.137(11.0 m/s2)
- 月(1.62 m/s2)
始めの数字は地球を1.000としての比重、()内の数字は惑星ごとの重力加速度になります。
この重力加速度を使って、体重60kgの人が各惑星に行った時の体重を計算してみました。
- 水星22.80 kgf
- 金星54.60 kgf
- 地球60.00 kgf
- 火星22.80 kgf、
- 木星151.80 kgf
- 土星64.20 kgf
- 天王星53.40 kgf
- 海王星68.40 kgf
- 冥王星4.02 kgf
- 月9.90 kgf
となりました。
kgf(キログラム重)は、重力に依存する重さの単位。
木星に行ったとしたら、体重60kgの人は151.80kgf。
なんと2.53倍の体重になってしまいます。
太陽系惑星の中でもっとも軽いのは、今では太陽系惑星ではなくなりましたが、冥王星ということに。
冥王星を除けば、火星と水星の22.80kgf。
もっとも重いのは151.80 kgfの木星になります。
ちなみに、わたし達が今住んでいる地球でも、体重変化を実感できることをご存知でしょうか。
同じく体重60kgの人であれば、
- 東京59.952 kgf
- 鹿児島59.934 kgf
- 那覇59.910 kgf
- 札幌59.994 kgf
- 仙台59.970 kgf
- 北極60.144 kgf
寒いエリアに行くほど体重が増加し、暖かいエリアに行くほど減少する傾向にあります。
まとめ
体重は、身体の重さになります。
惑星を語る際、質量という言葉が出てきますが、ものの重さには重量と質量があり、質量1kgは重量1kgと同じであると考えられております。
ですが、条件によっては異なる場合があります。
それが、重力です。
重量は重力によって変動しますので、地球上では60kgの体重の人間が月に行けば6分の1に、木星に行けば150kgを超える重さを実感できるということですね。