火星は太陽系の星の中で地球に一番環境が似ているとされ、将来的に人類の移住先に適しているとして注目されています。
しかし、火星の大気は地球と比べてとても薄いそうです。
大気が薄いと人類が生活するのも困難ですよね。
火星の大気がなぜ薄いのか、地球の大気との違いについて調べてみました。
火星の大気が薄い理由とは?
火星の大気は地球とは大きく異なります。
火星の大気のほとんどが二酸化炭素で形成されているため、人が生活していく上で必要な酸素がほとんどないと言われています。
地球の大気は酸素が約2割、窒素が7割と言われています。
火星はその大気の9割が二酸化炭素で構成されています。
かつての火星も地球と同じように大気が濃く、海が存在していたと考えられています。
しかし、現在の火星は大気がとても薄く、地球の生き物が生活していく環境ではないようです。
火星の大気は太陽風により毎秒100グラムずつのガスが宇宙空間へ放出されているからとされる報告もされています。
大気が薄くなった理由としては、惑星自体の大きさ(重力の強さ)と太陽からの距離などが考えられています。
火星は重力が軽いため、大気を引き付けておく力が弱いことが原因とされているからです。
火星の温度ってどのくらい?
火星の大気は9割が二酸化炭素で、重力は地球の約3分の1と言われています。
火星の温度は地球と違い、大きく変化しています。
地表の温度は最低温度がマイナス140度で最高温度が20度になります。
平均気温がマイナス63度と言われ、人が生きていく上では厳しい環境です。
温度が低い理由としては地球よりも太陽から離れており、火星の自転軸がふらついているため温度差が激しく、大気が薄いので熱を保てないことだと考えられています。
火星の大気圧は地球の約160分の1くらいだそうです。
地球はなぜ大気が激減しなかったのか?
火星は地球よりも太陽から遠い惑星なのになぜ地球は大気が激減しなかったのでしょうか。
これは地球には磁場があるからとされています。
この磁場があるおかげで大気を守ることが出来ていると考えられています。
地球の核は熱と高温で溶けた鉄が対流することで磁場を発生させ、太陽風から大気を守っていると言われいます。
まとめ
火星の大気が薄い理由がわかりました。
地球も今は磁場に守られていますが、いつ火星のような大気が薄くなる惑星になるか分かりません。
地球を守ることは今後の私たちにとって大きな課題だと思います。