SF映画などでよく題材にされるのが、巨大隕石が地球に衝突するという話ですよね。
確かに過去に巨大な隕石が地球に衝突した事実は多くあります。
今はSFの世界ですが、衝突の可能性は常にあります。
今回は、巨大隕石が地球に衝突するとどうなるのか、また衝突の確率はどれくらいなのか、について紹介します。
地球に巨大隕石が衝突したらどうなる?
地球には、巨大隕石が衝突した形跡が残っています。
200k以上のものが10~20、300k以上が11回くらい、400k以上が6回くらいだそうです。
仮に400kクラスの巨大隕石が、もし地球に衝突すると地球はどうなってしまうのでしょうか。
ヒマラヤの雪や極致の氷はすべて融けてしまい、海もすべて干上がって海底も溶岩のように溶けだすと考えられています。
衝突によりできるクレータの大きさは、400kmにも及ぶのではないかといわれています。
クレータの周りを7000mの縁が山脈のように覆うようになるでしょう。
もちろん、地球上すべての生物は亡くなってしまいます。
地球に巨大隕石が衝突する確率は?
それでは、地球に隕石が衝突する確率はどれくらいなのでしょうか。
確率を計算する前に、隕石がどこからやってくるのかを考えてみます。
地球は、ご存じのとおり惑星です。
惑星とは太陽の周りを回っている星のことをいい、主なものは火星や木星など大きいものです。
しかし、そのように大きいものばかりではなく、小さいものも太陽の周りを回っています。
それを小惑星といいます。
小惑星の多くは、火星と木星の間にある小惑星帯にありますが、一部地球の近くをまわっている、地球近傍小惑星とよばれるものがあります。
地球に衝突する可能性のある隕石は、元は小惑星であることが多いようです。
地球に衝突する可能性のある天体は1200個前後といわれています。
そのうち巨大なものに関しては、衝突確率は、数百万分の1~数万分の1くらいといわれています。
しかし、小さいものは、観測ができていないため予測できないのが実情です。
実際に2013年にロシアに墜落した隕石は予測できませんでした。
落下した隕石は元の直径17m程のもので、途中で破裂してばらばらになったので被害が少なかったのですが、そのまま落下していたら、被害は甚大なものになったと考えられています。
まとめ
大きい隕石の破壊力は絶大な力があります。
栄華を誇った恐竜も、隕石落下による影響でほろんだという説が今では定説になりつつあります。
SFの世界は明日にでも現実になるかもしれないのです。