将来人間が火星に移住するために、火星を地球のような環境に作り替えるテラフォーミング計画が話題になっており、漫画の題材にも使用され人気を博しているそうです。

その人気漫画テラフォーマーズでは、火星のテラフォーミングにゴキブリを投入していますが、これは実際に行うことはできるのでしょうか?

そこで今回の記事では、ゴキブリを使った火星のテラフォーミングはできるのか?について説明したいと思います。

火星 テラフォーミング ゴキブリ

火星のテラフォーミングにゴキブリを投入したらどうなるのか?

人気漫画テラフォーマーズは、火星移住を考えた人類が火星を人類に適した環境にするために苔とゴキブリを大量に放ち、地表を黒く染め上げることで太陽光の吸収を良くし火星全体を暖めようと試みるが、人類の想像を超えてゴキブリが火星で信じられないような進化を遂げるという内容の漫画です。

この漫画のように実際にゴキブリを投入することは不可能だと考えられますが、実際にテラフォーミングをする方法として、太陽光を吸収しやすい黒い炭素物質を地表にまき散らすことで火星を温めるという方法も検討されているそうです。

また、漫画では苔とゴキブリが火星に放たれますが、実際の研究では、地球の南極地方の厳しい環境で生息している藻を、さらに品種改良して火星に放ち、植物の光合成を利用して人間に必要な酸素を作り出すという方法も検討されていると言われています。

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また、火星移住を研究するjaxaが、宇宙での食糧として昆虫のカイコを利用することを推奨し、このことから昆虫が全般に栄養価が高く、宇宙で不足しがちな動物性たんぱく質を補給できるという点が注目されたそうです。

そして、この宇宙での昆虫養殖においては、カイコだけでなくゴキブリも検討され始めたと言われています。

そして、厳しい環境である火星でも、ゴキブリの強い生命力によって養殖が可能なのではないかと期待されているようです。

まとめ

人気漫画テラフォーマーズの話はそのまま実際に行うことはできないですが、ゴキブリの強い生命力をほかの面で活用することはできるようです。

しかし、いくら食べ物がないからと言って 、宇宙でゴキブリを養殖して食べるというのは抵抗があるという意見も多いと言われています。