国連のデータによると、現在地球上の人口は2018年10月現在75億人に迫る勢いで増加しており、1日で約20万人、1年では7千万人程度のペースなのだそうです。

このペースで人口が増え続けると、今世紀末には100億人を超えるのではないかともいわれていますが、果たして地球は増え続ける人口を支え続けることができるのでしょうか?

食料はもちろんですが、水や石油,金属などの資源なども限られたものですので、いつかは限界を迎えてしまうことになりそうです。

また、二酸化炭素の排出量の増加も気になりますよね。

ここでは、そんな近い将来に起こるであろう人口問題について、その限度値を中心にしてご紹介します。

地球の限界人口は!?

フィリピンの国際稲研究所によると、『地球が養える人口は83億人が最大』と推測されているそうです。

人口が増加すると必然的に食糧不足が発生することは簡単に予測できますが、2025年には80億人に達するという話もありますので、その時期は目前に迫っていることになるでしょう。

また食糧について、耕作できる土地の広さやその状態やたんぱく質の総量などを専門家が分析した結果、その限界人口が100億人程度だとされているというデータがあるそうです。

人口増加による影響は連鎖的であり、住居や働く場所を確保するために農地や自然が減少、生活用水や工場用水など水の需要も増大し、人だけでなく工場や車などからの二酸化炭素の排出量も増えていきます。

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二酸化炭素による温暖化が農作物の収穫量にも大きく関わりますし、気候の変化による自然災害の頻発も懸念されるでしょう。

食糧以外にも、水や石油,金属などの資源にも限りがあり、私たちは近い将来について本気で対策をしていかなくてはいけないことがわかります。

世界人口会議でも、地球上の人口は2050年には90億人,2070年頃には100億人に近づくという見解がなされています。

この現状を受け止め、世界規模で様々な分野での動きがあることを意識して生きていきたいものです。

まとめ

地球という規模で大きく考えれば、今後増加していく人間を物理的に抱えることはできるかもしれません。

しかし、食料不足問題や限りある水や燃料など資源の余剰、そして生活環境や気候の大きな変化などは、すでに実際に起こってきているのですね。

地球人である私達ひとりひとりの意識向上もますます求められることになりそうです。