皆さんは明けの明星や宵の明星といった星の名前を聞いたことはありますか?

これはどちらも金星のことを表しているのですが、どのような違いがあるのでしょうか?

ここでは金星の明けの明星と宵の明星の特徴や違いについてご紹介します。

金星の明けの明星と宵の明星の違いは?

金星の明けの明星と宵の明星の違いは、見える方角と時間帯になります。

明けの明星が見られるのは、早朝4時から5時頃の東の空になります。

一方の宵の明星が見られるのは、夕方5時から6時頃の西の空になります。

明けの明星は太陽の西側に金星があるときになり、宵の明星は太陽の東側に金星があるときになります。

金星が太陽の西側にあると、太陽よりも早く空に昇るため、東の空に明けの明星として現れ、金星が太陽の東側にあると、太陽が沈んだ後に西の空に残って宵の明星として現れる。

ということになるようです。

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明けの明星、宵の明星の特徴は?

金星は地球よりも太陽に近い内惑星になります。

水星も内惑星になりますが、太陽に近すぎ、また、地球から遠いため観察することは難しいようです。

金星は地球から近く、反射率が高いことから、ひときわ輝いて見え、明けの明星、宵の明星として昔から親しまれていたようです。

また、金星は月のように満ち欠けが楽しめる星になるようですよ。

明けの明星は地球に近い時は欠けて見え、地球から離れていくと徐々に満ちて大きさは小さくなっていくそうです。

一方宵の明星は丸い状態からどんどん地球に近づいてきて、見た目は大きくなって欠けていくようです。

月以外に満ち欠けが楽しめる天体があることに驚きですね。

まとめ

いかがでしたか?

ここでは金星の明けの明星と宵の明星の特徴や違いについてご紹介しました。

明けの明星は東の空の早朝、宵の明星は西の空の夕方に見ることができる金星の呼び方になります。

ですが、毎日見れるというわけではなく、明けの明星が見れる時期と宵の明星が見れる時期、金星が見えない時期に別れているようなので、観察するときは、今どの金星が見れるのかを調べてから観察するようにしてくださいね。