海王星は太陽から一番遠い、つまり太陽系の一番外側に位置する惑星であることは、ご存知の方も多いかと思います。
太陽系で太陽から数えて8番目の惑星でもあり、1846年に発見されました。
太陽から45億㎞離れているといってもピンとこないかもしれませんが、離れたところにあるためになかなか観測も難しく、最近になって分かったことも多いようです。
この海王星と地球との位置関係を中心にご紹介します。
地球と海王星との距離は!?
地球と海王星との距離は、公転の軌道が楕円計であるために多少の増減がありますが、最も接近するタイミングでおよそ約43億5000㎞であるといわれます。
ちょっと見当がつかない数字ですが、地球と太陽の間の距離が1億4960㎞、地球と月の間の距離が38万4400㎞であることを考えれば、かなり遠い場所に位置していることがわかるでしょう。
太陽までの距離の差でいうと、海王星までは地球までの実に30倍の距離があるということになるのですね。
地球と海王星との時間は!?
太陽系での位置関係では、水星,金星,地球,火星,木星,土星,天王星,海王星となりますが、地球から海王星まで到達するにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
物理学的に最も早いといわれる光速では4時間と少しというデータがありますが、かつて無人宇宙探査機ボイジャー2号が海王星に接近した時は、打ち上げから4388日が経過していたということです。
ちなみに人が毎秒4mで歩いた場合、地球一周するのに1年52日かかりますが、地球から月で10年と267日、太陽から地球は4266年、太陽から天王星までは12万8000年ということですので、地球から海王星までを歩く速さに換算すると、12万3734年かかるという計算になるそうです。
天文学的な数字というのはこういうことをいうのですね。
まとめ
いかがでしたか?
太陽系第8番目の惑星である海王星と地球との位置関係についてご紹介しました。
あまりにも遠くてまだ解明されていない部分も多いですが、今後の発見が楽しみな惑星でもありますよね。