近年火星への移住計画や火星探査映画、火星大接近などから火星に注目が集まっていますが、火星には陸地があるのか?あるとすればどれくらいの面積なのか?と言った詳しい情報となるとわからない方が多いようです。
そこで今回の記事では、火星の陸地の面積について説明したいと思います。
火星の陸地の割合
火星は地球の外側を回る惑星で、地球の半分ほどしかない小さな星だといわれています。
面積は地球の1/4、体積は1/8ほどですが、火星の表面には水が存在せず、全てが陸地であるため、陸地の面積で言うと地球と同じくらいの面積があるそうです。
また火星は地球を除く太陽系の惑星の中で、最も変化のある地形を持っており、代表的なものとしてオリンポス山、タルシス、マリネリス峡谷、ヘラス平原などが挙げられます。
これらの詳しい説明は以下にまとめますが、他にも若い地溝帯や山脈、丘陵、平原も存在するそうです。
- オリンポス山
太陽系最大の山、周囲から24㎞盛り上がり、底部は直径500㎞以上、高さ6㎞の崖で縁取られている
- タルシス
火星表面の巨大な台地、さしわたし4000㎞、高さが10㎞ある
- マリネリス峡谷
長さ4000㎞、深さ2~7㎞ある
- ヘラス平原
南半球にある深さ6㎞、直径2000㎞の衝突クレーター
火星には上記のような地形も見られますが、多くの地表面は非常に古く、クレーターが多いといわれています。
特に、火星の南半球はクレーターの多い古い高地がほとんどで、月の表面に似ているとも言われているそうです。
一方北半球のほとんどは非常に若く高度の低い平原からなり、複雑な歴史を持っていると考えられています。
そしてこれらの境界では、高度が急に数㎞変化すると言われ、このような状態である理由は解明されていないそうです。
また、火星の多くの場所に大洪水や小さな河などによる浸食作用が存在し、過去には火星の表面に水が存在した明らかな証拠であると考えられています。
まとめ
火星には山や峡谷などが存在し、ほかの惑星よりは地球に近い地形を持っているようです。
また現在の火星はすべてが陸地ですが、過去には海や川などとして、表面に水が存在した証拠があるそうです。
このことから、遠い昔には、火星はもっと地球に近い環境であったのではないかと考えられ、さらには生命体が存在したのではないかとも考えられているようです。