300年以上前から観測されてきたとされている木星。

その木星に大赤斑があることはよく知られておりますが、大赤斑はどんな形をして、どんな色をしているのでしょう。

わたし達から見た見え方は?

わたし達の目にはどんな色に見えるのでしょうか。

詳しく調べてみたいと思います。

木星 大赤斑 見え方

木星の大赤斑の見え方は?

木星は太陽系惑星の中でももっとも大きな惑星になりますが、それでも、わたし達の住む地球からは肉眼で見ることはできません。

木星の大赤斑を見るには天体望遠鏡が必要です。

口径50~60mmの小型望遠鏡でも、木星の目立つ模様は見ることができるそうですが、大赤斑の模様までは確認できません。

大赤斑の模様をはっきりと確認したい時には、口径を100~110mmのものに変えて、気流が安定するまで待ちましょう。

ちなみに、大赤斑はわたし達が住む地球の約2個分の大きさがありますが、木星の自転スピードは速く、見る時間によって大赤斑が裏側にまわってしまう場合も少なくありません。

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木星の大赤斑の色は?

NASAが開発した木星探索機ジュノーが撮影した大赤斑は、至近距離での撮影が成功し、大赤斑の色を鮮明に写し出しております。

その画像で見ると、大赤斑の中心部は濃い赤い色をしており、外に広がるにつれ、その赤い色が徐々に薄れていっております。

ちなみに、中心部の赤い色は紫外線による日焼けによって赤くなっているとのことです。

NASAは、1996年6月26日に木星探査機ガリレオが撮影した木星の大赤斑を公開しておりますが、その大赤斑の色と、ジュノーが撮影した色を比較すると、ジュノーが撮影した大赤斑の色が濃い赤となっております。

紫外線による日焼けによるダメージが大きくなっているのではないかと考えられております。

この動画は、大赤斑の色、動き等を見ることができます。

まとめ

木星の大赤斑は惑星を観察する人たちにとっては、憧れの天体だそうです。

300年以上も前から観察されてきた木星の姿を、今を生きているわたし達が見ている。

なんだか不思議な感覚ですね。

ちなみに、大赤斑の直径は地球の直径の1.3倍。

1万6350kmもあるんだそう。

さすが、太陽系惑星最大の木星。

気流の大きさも、想像をはるかに超えているようですね。