金星は、明けの明星・宵の明星と言われます。
太陽系惑星の中でもっとも大きな木星は、夜半の明星と呼ばれております。
木星は、夜空でいちばん輝く天体であり、わたし達が住む地球からでも見ることができます。
見える場所は、てんびん座。
おとめ座の1等星であるスピカとさそり座の1等星であるアンタレスの間を行き来しております。
肉眼でも見えますので、夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。
さて、その木星ですが、木星を象徴すべきものとされている大赤斑を見てみたいと思いませんか?
大赤斑が見える時間について、調べてみたいと思います。
木星の大赤斑が見られる時間は何時?
木星を天体望遠鏡で観察すると、ほかの惑星にはない縞模様を見ることができます。
この縞模様は、口径5cmほどの小型望遠鏡でもはっきりと見ることができます。
もっとはっきりとした縞模様が観察したい方は口径を大きくしてみましょう。
風のない日を選んで観察すれば、木星のくっきりとした縞模様だけでなく、大赤斑も見ることができるかもしれません。
但し、大赤斑を観察する時は、時間帯を選べばなりません。
いつでも見えるわけではありません。
木星は地球よりも速いスピードで自転しているため、タイミングが悪ければ、裏側にまわっていることもあります。
木星の観察を行っている人々からの目撃情報等をヒントにして、観察を行うことをおすすめします。
木星の大赤斑の正確な位置は?
大赤斑の位置は、赤道より22度南になります。
こちらの動画は木星を天体望遠鏡で観察している方からの投稿です。
一目見て大赤斑のある位置が分かる動画です。
まとめ
木星の大赤斑は1665年に発見されました。
発見者はイギリスの天文学者ロバート・フック。
この時代に、木星の表面には多数の渦が存在したことが確認されておりますが、フックが発見した渦は赤道の北部にあったとか。
現在、わたし達が大赤斑と呼んでいる大赤斑とは違う可能性が高いとのことですが、その昔、北に位置した大赤斑が南下したのでは?
わたし達素人は安易にこう考えがちですが、専門家たちの意見はどうなのでしょう。
今より350年以上も前に観察されていた木星。
その時代の天文学者の努力に敬意を払う人も多いのではないでしょうか。