地球は太陽の周りを回っています。
ほぼ1年で一周していますが、回る軌道が変化しているというのです。
なぜ変化するのでしょうか。
そして軌道が変化するとなにが起こるのでしょうか。
今回は、地球の軌道の変化が与える影響について紹介します。
地球の軌道が変わる?なぜ?変わったらどうなるの?
地球の軌道は変化をしています。
今の軌道は円に近い楕円形で太陽の周りを回っています。
しかし、変化量が微々たるものなので、特に気にする必要のないレベルです。
でも変化しているのだから、いつかは影響をうけることになります。
軌道が変わると、地球と太陽の距離が変化します。
現在わかっている最大の変化量は約1800万km位だそうですから、これだけ違えば気候の変化がきっと起こるでしょう。
例えば変化の方向が、暖気→寒気だとすれば、北極の氷が広がって、人が住む地域が狭められることが考えられます。
農業などができる地域は赤道の近辺などに限られる可能性があります。
また、逆に寒気→暖気の場合は南極の氷が融けて多くの土地が海水の中に沈むことも考えられます。
しかし、この変化の周期は約10万年といわれていて、すぐにおかしくなるようなことはありません。
気候の変化が起きるとすると、軌道の変化よりももっと影響が強い変化もあります。
地球の自転軸の角度変化と方向の変化です。
それぞれ、4万年と2万年の周期で変化をしています。
すべて日照量の変化がもとになります。
これらの状況を合わせると大体40万年周期で温暖期と氷河期を繰り返すことがわかっています。
また、軌道の変化には、木星や金星の重力が影響していることが最近わかりました。
まとめ
地球の軌道が変化していれば、もっと大きな状況の違いがあってもいいような気がしたのですが、それだけでは、そんなに変化はないようです。
それよりも自転軸の角度と方向の変化の方が、影響が大きいようです。
また、軌道とは直接関係はありませんが、2030年頃から「ミニ氷河期」に入る可能性があるそうです。
これは、太陽活動が弱くなるのが原因のようです。
どちらにしても、地球に住む生物は太陽のおかげで生きていることができることを実感します。